道頓堀を舞台に1人の女性の人生を描く連続テレビ小説『おちょやん』第14週のテーマは“千之助の想い!!あいつには絶対負けたくない!!”です。
3月8日から13日まで第14週“兄弟喧嘩”が放送されました。今回は第14週のあらすじと感想を書いていきたいと思います。
『おちょやん』第14週の主な出演者
天海千代:杉咲花
天海一平:成田凌
須賀廼家千之助:星田英利
須賀廼家万太郎:板尾創路
Contents
『おちょやん』第14週のあらすじ
ある時、世界一の喜劇王チャップリンが来日するという情報が入ります。大山社長は家庭劇と万太郎一座で芝居を行い、客足の多かった方の芝居をチャップリンに見てもらうと言います。
チャップリンに会えると聞いて気合が入る面々。しかし、千之助は万太郎を意識しすぎて、座員と衝突してしまい、台本も上手く書けなくなってしまいます。
実は千之助は20年以上前に万太郎と共に一座の看板俳優を務めていました。しかし万太郎に期待外れとクビにされ、そのことを忘れないでいました。
自分の力では勝つことはできないと逃げ出そうとする千之助ですが、コソコソと隠れている自分に嫌気がし、力を貸してほしいと一平に頭を下げます。
夜中考え通して、2人は台本を完成させます。そして、千之助は座員達と仲直りをして、一同は芝居に挑みます。
家庭劇の芝居は大盛況に終わりますが、客入りは15人差で万太郎一座に負けてしまいます。
たった15人差ということで、一同は今回は負けを認めながらも、次回は絶対に勝つと自信をつけます。
その後、万太郎は千之助を呼び出し、家庭劇の実力を認めます。万太郎が千之助を追い出したのは、刺激し合うライバルが欲しかったからかもしれません。
『おちょやん』第14週の感想
これまで常に自信満々で他人に対して弱い部分を見せなかった千之助が、はじめて一平や他の座員に協力を求める姿を見せた第14週。物語が始まってからずっと衝突してきた一平と千之助…
鶴亀家庭劇ができてからも、実力を認め合いながらもどこか距離があった2人ですが、そんな2人が一緒に台本を書く姿がとても印象的でした。この2人が力を合わせたらきっと誰にも負けない、そんなオーラを感じさせる場面でした。
そして、第66回の時点からずっと気になっていたのが、チャップリンを誰が演じるのかということでした。第70回になって、ようやくそれがわかると思ったのですが…
結局、チャップリンは出てきませんでしたね…ちょっとだけ残念な瞬間でした。それでは、第14週の重要人物について紹介したいと思います。
家庭劇の中心・千之助を演じる星田英利
鶴亀家庭劇の座長は一平ですが、家庭劇に欠かせない存在で、中心人物の須賀廼家千之助。自分勝手で口が悪く、初めは嫌な奴のイメージでした。しかし物語が進んでくると、この人は素直じゃないだけだなぁ?と思うようになりました。
減らず口を叩きながらも、実は相手のことを気にかけている、家庭劇のお父さん的存在ですね。そんな千之助を演じるのは、星田英利です。
星田英利は1971年8月6日生まれの現在49歳、大阪府出身です。最終学歴は私立上宮高等学校卒業みたいです。
高校生の時は野球部に所属していたようで、同期には元プロ野球選手の元木大介や種田仁がいたみたいです。部員が100人以上だったようで、星田はレギュラーにはなれなかったようです。
また、この頃はおニャン子クラブの大ファンでもあり、親衛隊に加わっていたようです。
高校卒業後の1990年には吉本興業の養成所に入所し、翌年1991年に宮川大輔とお笑いコンビ“チュッパチャップス”を結成します。そして、若手芸人で結成されたグループ“吉本天然素材”にも参加します。
1999年の天然素材解散に伴い、コンビも解散し、そこからは芸名を“ほっしゃん”と改めてピン芸人として活動を開始します。
そこからは『R-1グランプリ』に優勝したり、『人志松本のすべらない話』でMVPを3回も取得したりと大活躍をします。派手ではないのですが、フリートークではかなりの実力者です。
そして、2014年の誕生日に芸名を本名の星田英利に戻します。その理由は「本名でいい思いをしたことないから、生まれた名前にちょっとでもいい思いをさせてやりたい」と思ったからだそうです。
また、多くのドラマや映画にも俳優として出演しています。
NHK連続テレビ小説にも『カーネーション』、『まれ』と過去2回出演しています。
『カーネーション』に関しては、演技力の高さが世間から大きく評価されたみたいです。
3回目の連続テレビ小説『おちょやん』でも、千之助というクセの強い役を好演されていますよね。俳優としてもかなりの実力者だと思います。
今までのあらすじ
第7週あらすじ・感想 初めて感じる想い 千代の恋心! (第1週~第6週までわかる)
第8週 あらすじ・感想 最低親父再び!!千代が女優を辞める!?
第9週 あらすじ・感想 覚悟を決めた一平!俺が新しい喜劇をつくる!
第10週 あらすじ・感想 笑わせるだけが喜劇じゃない!鶴亀家庭劇初公演!
第11週 感想 娘のわがままを聞いて!岡安の歴史を変える結婚
第12週 杉咲花 渾身の演技!涙をこらえた笑顔に涙腺が崩壊!
『おちょやん』第15週の予告
千代の父・テルヲが再び岡安にやってきます。テルヲは千代にこれまでのことを謝りたいと言いますが、千代はそれを拒絶します。しかし、シズはテルヲが大きな病にかかっていることに気づきます。
まとめ
ここまで第14週について、あらすじと感想を書いてきました。
万太郎という大きな存在に立ち向かうため、張っていた意地を下げて一平に頭を下げた千之助。2人で協力する姿が心地よかったですね。
再びテルヲが千代の前に現れる次回の展開も見逃せませんね。3月15日からは第15週“うちは幸せになんで”が放送されます。