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『おちょやん』第10週 あらすじ・感想 笑わせるだけが喜劇じゃない!鶴亀家庭劇初公演!

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最高の女優を目指し、毎日を日々力強く生きる少女の成長を描いた連続テレビ小説『おちょやん』第10週のテーマは“笑わせるだけが喜劇じゃない!鶴亀家庭劇初公演!”です。
ラストの舞台は本当に面白くて、心の底から笑ってしまいました。

2月8日~13日まで第10週“役者辞めたらあかん!”が放送されました。
今回は第10週のあらすじと感想を書いていきたいと思います。

『おちょやん』第10週の主な出演者

竹井千代:杉咲花
天海一平:成田凌
須賀廼家千之助:星田英利
高峰ルリ子:明日海りお
小山田正憲:曽我廼家貫太郎
石田香里:松本妃代

Contents

『おちょやん』第10週のあらすじ

一平が座長を務める新一座“鶴亀家庭劇”が初公演を控え、ついに始動します。しかし、初稽古前日に千之助が台本の変更を要求し、一平はそれを受け入れます。

稽古が始まりますが、歌劇や歌舞伎、新派から来た小山田と香里、そしてルリ子の3人の座員は、それぞれのクセが抜けずに稽古が上手くいきません

3人は喜劇なんて簡単と余裕をかましますが、公演初日の彼らの演技はお客を満足させるものではなかったです。

お客がつまらなそうにしていることに気づいた千之助はアドリブで芝居のスジを変えて、お客を夢中にさせることに成功します。

公演は何とか成功しますが、千之助の勝手な振る舞いにルリ子達は不満をもらします。
特にルリ子は千之助と衝突してしまい、一座を出て行ってしまいます

ルリ子になぜか嫌われていた千代ですが、一座を成功させるために何とか説得しようと試みます。ルリ子は東京で役者をしていた時に、後から入った女優に劇団での地位や恋人を奪われ、追い出されていました。

誰一人として信じてくれなかったと話すルリ子に、千代は絶対に裏切らないと誓い、一緒に芝居をしようと説得します。そして、ルリ子は一座に戻ってきます。

一座では千之助がルリ子達に役に立たないから何もしなくていいと言います。それを聞いて頭にきた千代は、どちらがお客さんを喜ばせることができるか千之助と勝負することにします。

千之助に全く太刀打ちできずに千秋楽を迎える千代やルリ子達の前にかつての師・千鳥が現れ、千代達は勝負に集中するあまり任された役を蔑ろにしていたことに気づかされます。千代達は自分の役を見つめなおします

千秋楽の日、客席にいる喜劇王・万太郎(板尾創路)を意識していつもより早くアドリブを仕掛ける千之助ですが、役を完璧に自分のものとした千代達は怯まずに最後まで演じ切ります

お客の喜ぶ顔を見て、千代は笑いを取るばかりが喜劇ではないことに気づきます。公演後、千之助は減らず口を叩きながらも千代やルリ子達を仲間として認めます

 

『おちょやん』第10週の感想

・喜劇一座“鶴亀家庭劇”

第10週ではいよいよ千代達の一座が活動を開始しましたね。千之助やルリ子等、クセのある座員ばかりでどうなってしまうのだろうかと不安になりました。しかし、第50回での千代達のアドリブ合戦は本当に面白く、実際に舞台の喜劇を見ているように感じました。

今まで、芝居や活動写真に挑戦してきた千代ですが、喜劇役者こそ彼女の天職ではないかと思いました。ドラマのワンシーンだけではなく、実際に千代達が演じる喜劇を1本丸ごとテレビ放送とかしたらヒットしそうな予感もします。

杉咲花演じる千代に関しては、ぶつぶつ文句を言いながら道を歩いたり、1人で大声で喚いていたり、一つ一つのアクションが面白くてかわいらしいのが印象に残りました。

それでは、第10週で話題になった人物について紹介したいと思います。

・新派出身、高峰ルリ子役は元宝塚の明日海りお

前回の第9週で初登場してから、Twitter等で注目されているのが高峰ルリ子を演じる明日海りおです。ちなみに、“新派”というのは日本の演劇の一派で明治時代に始まったもののようですね。

歌舞伎に代わる新たな現代劇と言われていたようです。“新派”に対して、歌舞伎のことを“旧派”と呼ぶこともあるみたいです。

さて、明日海りおですが、彼女は宝塚歌劇団では月組と花組で活躍し多くのファンを抱える人気女優みたいです。

彼女は1985年6月26日生まれの現在35歳で、静岡県出身です。中学生の時に友達から借りた宝塚歌劇団のビデオを見て、「宝塚に入りたい」と思うようになったみたいです。

高校進学の際に宝塚に入りたい両親に相談し猛反対を受けて、部屋にこもり泣き暮れて熱まで出してしまったこともあったようです。その姿を見た両親が、そこまでの気持ちがあるならと宝塚音楽学校への入学を認めたようですね。

その後は2003年に宝塚歌劇団に入団し、初舞台『花の宝塚風土記/シニョール ドン・ファン』を経験し、月組所属となります。月組では準トップスターとして活躍し、『ホフマン物語』や『ロミオとジュリエット』等に出演しました。

2013年に花組に組替えし、1年後の2014年にはトップスターに就任します。花組では『ベルサイユのばら』や『エリザベート』、『ポーの一族』に出演し、華々しく活躍しました。

そして、2019年の『A Fairy Tale/シャルム!』への出演を最後に宝塚歌劇団を退団します。その後は女優としての活躍にシフトし、2020年公開のディズニー映画『ムーラン』の日本語吹替版で主人公ムーラン役の声優を担当しています。

高峰ルリ子役では、端正な顔立ちと、ハッキリとしていて力強い言葉遣いが魅力になっていますね。千代ともにこれからの“鶴亀家庭劇”を盛り上げていくことが予想されますし、次回からの活躍に期待したいですね。

今までのあらすじ・ネタバレです。

第7週あらすじ・感想 初めて感じる想い 千代の恋心! (第1週~第6週までわかる)

第8週 あらすじ・感想 最低親父再び!!千代が女優を辞める!?

第9週 あらすじ・感想 覚悟を決めた一平!俺が新しい喜劇をつくる!

 

『おちょやん』第11週の予告

千代がお世話になっている岡安のひとり娘みつえ(東野絢香)に縁談話が持ち上がります。しかし、みつえには好きな人がいました。千代は一平のことだと思っていましたが、その相手は岡安のライバル福富のひとり息子福助(井上拓哉)だったのです。

 

 

まとめ

ここまで、第10週のあらすじと感想を書いてきました。いよいよ始動した“鶴亀家庭劇”ですが、千之助と新しく入った3人の座員との衝突や、千代と千之助の対決等トラブルをはらみながらも、初公演を成功させることができました。

そして、千代やルリ子ら3人は、不器用な形とはいえ千之助の信頼を獲得することができました。次回以降の活躍にも期待できそうですね。

2月15日からは、第11週“親は子の幸せを願うもんやろ?”が放送されます。

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