故郷を離れ、女優の夢をかなえるために力強く生きる少女・千代の成長を描く連続テレビ小説『おちょやん』。第6週のテーマは“初めて感じる想い!!千代の恋心!!”でした。
千代を応援したい気持ちでいっぱいになりました。
1月18日~23日まで第7週“好きになれてよかった”が放送になりました。それでは第7週のあらすじと感想を書いていきます。
『おちょやん』第7週の主な出演者
竹井千代:杉咲花
小暮真治:若葉竜也
高城百合子:井川遥
ジョージ・本田:川島潤哉
Contents
『おちょやん』第7週のあらすじ
・役がもらえない千代
撮影所での女優生活が始まる千代でしたが、まだ大部屋女優のためエキストラの役が中心でした。ある日、千代は同じ大部屋の先輩女優達の嫌がらせを受け、台本の読み合わせに参加できず、エキストラの役を失敗します。
カフェー・キネマに戻り、千代は早く名前のある役が欲しいとみんなに相談します。
洋子(安部順子)は、目立たない役でも真剣に取り組めば絶対にいい結果になるから、手を抜かずに頑張ろうとアドバイスをします。
気合を入れなおす千代でしたが、次の日からエキストラの役さえもらえなくなります。千代は役をもらえぬ間に、勉強のために髪結いを手伝います。
ある時、意地の悪い先輩女優が遅刻をして、慌ててやってきます。撮影に間に合わないから先に髪を結ってくれと頼みますが、誰も相手にしません。仕方なく、千代が彼女の髪を結ってあげます。
髪結いとしての腕前は上がりましたが、相変わらず役はもらえず落ち込む千代に、先輩女優が髪を結ってもらったお礼に役を1つ譲ります。
・恋に落ちる千代
譲り受けた役は、通りがかりの若い恋人の役です。しかし、恋愛経験のない千代は上手に演じられません。恋心を覚えるために千代は小暮に恋人役を演じてほしいと頼み、小暮はこころよく引き受けました。
千代は小暮と映画を見に行く約束をします。当日、小暮の担当している撮影が長引いてしまって、映画には行けなくなりますが、2人は一緒に食事に出かけます。
小暮と話をしているうちに、いつの間にか千代は本当に小暮のことが好きになってしまいます。
・百合子の失踪
百合子は監督と意見が対立し、撮影所から脱走します。その姿を目撃した千代は、百合子と一緒に建物に隠れます。百合子に憧れていることを訴える千代に、百合子は役を用意してあげると言います。
実力で役をつかみたい千代は複雑な気持ちになりますが、そこに小暮が現れて百合子は撮影に戻ります。次の日、百合子は相手役の俳優と駆け落ちし、失踪してしまいます。
百合子の映画『太陽の女カルメン』は監督がジョージに変更になり撮り直しになります。その際に、千代は小暮が百合子に惚れていることを知ってショックを受けます。
・千代、名のある役に抜擢
『太陽の女カルメン』の配役が発表され、千代は夫に捨てられる女性の役に抜擢されます。実は失踪する前に、百合子がジョージに千代のことを推薦していました。
千代は小暮と映画を見に行きます。その後に食事をし、小暮は百合子のことが好きだと告白し、かなわぬ恋だったけれど、好きになれてよかったと話します。
次の日の撮影で、千代は小暮に対する自分の感謝の想いを込めて役に挑みます。その演技を見て、ジョージは千代を役者として認めます。
千代は小暮に、いつかは百合子のような女優になるから、その時は小暮の作る作品に出演させてほしいと気持ちを伝えます。
その後3年が経ち、千代は中堅の女優に成長しました。そして、ある男が撮影所を訪ねてきます。
『おちょやん』第7週の感想
・初恋は実らない?
第7週は見ていて、少しせつない気持ちになりました。千代が恋心を覚えて、なんとなく上手くいくと思っていました。だから真実を知った時、千代と同じく複雑な気持ちになりました。
壁に向かって頭を垂れている千代を見ているのが、せつなくて辛かったです。この恋は終わってしまったのですかね?小暮が惚れていた百合子はもういなくなってしまったから、もう少しアピールし続ければ盛り返せそうな気もしますけどね。
それに関しては小暮の気持ち次第ですかね。
・千代の実力
千代が『太陽の女カルメン』で名前のある役をもらいましたが、百合子の口利きもあったため、自分の実力ではないと言いました。千代のように実力で役をつかもうと思う人にとっては、なんだか複雑な気持ちになるのでしょう。
しかしその役を演じているとき、千代の顔は役者の顔でした。嫉妬で相手を押さえつけようとするのではなく、悔しさを抑えながら優しく送り出そうとする、そんな感情がよく表現できていました。
元々、道頓堀で千代を見出したのは高城百合子だし、その時すでに実力があると確信したのでしょうね。
・撮影所の人々
千代がこれから映画女優として活躍していく京都撮影所ですが、これまでの中で1番クセがありそうな人たちばかりですね。大部屋の女優はみんな同僚というよりかはライバルなので、仲良しこよしとはいかないでしょう。
みんな誰かを蹴落としても自分が一番になりたいと思っていますからね。
その中で、監督のジョージ本田の印象は最初と比べて大きく変わりました。初めはよくわからない変な人というイメージしかなく、あまり重要な役ではないのかなと感じました。
しかし、第35回の最後の撮影後には、千代のことを役者として認めてくれました。
意外といい人なのかなと感心しました。
・嫌な予感
第35回の最後に千代の元に迫る不気味な人影がありました。恐らく、あの人物だろうと思われます…千代の父・テルヲでしょうね。
道頓堀の岡安にも現れましたが、千代の生活や仕事が上手くいっているときに必ずそれをぶち壊しにやってきますね。不愉快に感じます。
トータス松本には悪いのですが、テルヲが来ると、本当にロクなことがないので、二度と出て来ないでほしかったです。父親なら、せめて千代のことをそっとしておいてほしいですね。
今までのあらすじ・ネタバレ・感想
『おちょやん』第8週の予告
撮影所で活躍する千代の元に、再び父・テルヲが現れます。千代につきまとうテルヲの目的はやっぱりお金なのでしょうか?そして、千代は小暮からプロポーズされます。
千代の答えはいったい…
まとめ
ここまで『おちょやん』第7週のあらすじと感想を書いてきました。ついに映画女優になった千代は、恋愛でせつない気持ちを経験しながら、名前のある役にも挑戦しました。
次回からの活躍にも期待ができますね。1月25日(月)からは第8週“あんたにうちの何がわかんねん!”が放送されます。