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『おちょやん』第4週あらすじ・感想 名女優 篠原涼子心震わせる魂の言葉

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故郷を離れ、道頓堀の地で力強く生きる少女・千代の成長を描く連続テレビ小説『おちょやん』第4週のテーマは、名女優・篠原涼子、心震わせる魂の言葉です。感動して、心が熱くなりました。

12月21日(月)から12月26日(土)まで第4週『どこにも行きとうない』が放送されました。行方不明だった父との再会により、千代の身に危機が迫ります。周りの仲間たちの助けを借り、危機を乗り越えた先で、千代は再び旅立つことになります。

それでは、第4週のあらすじ(ネタバレあり)と感想を書いていきたいと思います。

『おちょやん』第4週の主な出演者

竹井千代:杉咲花
天海一平:成田凌
岡田シズ:篠原涼子
岡田ハナ:宮田圭子
岡田宗助:名倉潤
岡田みつえ:東野絢香…シズと宗助の娘
竹井テルヲ:トータス松本

 

Contents

『おちょやん』第4週のあらすじとネタバレ

・父との再会

年が明け、行方不明だった千代の父・テルヲが岡安にやってきました。テルヲは借金を返し終え、今はヨシヲと2人で暮らしていると語り、千代にまた一緒に暮らそうと誘います。しかし、千代は誘いを断ります

道頓堀で巡業中の天海天海一座の一平は夜の居酒屋でテルヲと怪しげな男達の話を盗み聞きします。実はテルヲは借金を返すために、千代を身売りさせようとしていました。

次の日、テルヲはヨシヲの具合が悪いことをダシに、再び千代を誘います。その様子を見ていた一平は、夜になって居酒屋を訪れ、テルヲに道頓堀を出ていくよう説得します。そこへ千代が現れ、テルヲは白状します。

ヨシヲは数年前に出て行ってしまい、自分は借金で首が回らないと…千代を質の悪い料理屋に奉公させれば、借金を減らしてくれる約束をしたと…千代はテルヲに二度と自分の前に現れないようにと告げ、その場を立ち去ります。

・千代の決断

次の日、赤松という男が仲間を連れて岡安を訪ねてきます。彼らはテルヲの借金取りで、岡安で乱暴を働きます。シズの計らいで、その場はとりあえず収まります。

しかし、その後も借金取り達の岡安への嫌がらせは連日のよう続きました。そのせいで、何人かの得意客が岡安から離れていきました。

千代は岡安や仲間のお茶子達を苦しめないように、岡安を出る決断します。シズは千代の決断を認め、天海天海一座の千秋楽の日まではしっかりと働くように千代に告げます。

・千代の初芝居

天海天海一座の芝居の客足が悪く、最終日を待たずに中日で千秋楽を迎えます。ところが、主演の千之助が突然行方をくらまし、一平が主役を演じることに…
そして、本番直前に腰を痛めて動けない役者の代わりに、千代が女中役で出演することになります。

舞台に立ち緊張した千代はセリフを完璧に忘れてしまいます一平の「出ていってくれ」というセリフに反応し、千代は「どこにも行きとうない」、「ずっと岡安にいたい」と本心をさらけ出します。

芝居の後、その自然で新鮮な演技に、その場にいた客からは大きな拍手が送られます。一平は千代から喜劇役者としてのヒントをつかみ、千代はハナから役者になれと勧められます。

・千代の旅立ち

その夜、借金取り達が岡安に千代を引き取りにやってきます。シズは千代が準備している間、赤松達を客間に待機させます。宗助が赤松達の相手をしている間に、みつえとお茶子達は千代を岡安から逃がします

みつえやお茶子、そして道頓堀の乞食達の助けもあり、千代は無事にシズの待つ船着き場まで逃げてきました。自分が逃げた後で岡安が何をされるか心配する千代に、シズは心配無用だと言います。

シズは、「これからは自分自身のために生きて、幸せになってほしい」と千代に伝えます。そして、これは旅立ちで、辛いときはいつでも帰ってくるようにと告げ、千代を小舟に乗せます

千代を送り出したシズは岡安に戻り、道頓堀を守りたいと願う人々から集めたお金を赤松に渡し、彼らを店から追い出します

最初からお金を渡さなかったのは、千代に後ろめたい気持ちを持たせたくなかったからでした。こうして、千代は道頓堀から旅立つことになります。

 

 

『おちょやん』第4週の感想

・テルヲの存在感

Twitter等でも、“テルヲが最低オヤジだった”や“テルヲを見るたびに腹が立った”との声が多かったです。第4週の前半は、千代の父・テルヲの存在感がものすごかったです

どう考えても1番悪いのはテルヲなのです。それなのに、自分はちっとも悪くないと思っているような雰囲気を醸し出していましたね

第18回でお茶子の1人が千代をかばった後に、テルヲが千代に対して「こんないい子を巻き添えにしていいのか」と問う場面があったのですが…どの口が言っているのだろうかと、本当にイラっとしました。

第20回の最後の出演シーンでは、小船に乗る千代を見逃していたので、少しは反省しているのかなと思いますが…

それにしても、強烈な父親でしたね。演じるトータス松本の演技力は幅が広いと思います。本当に最低な役なのですが、テルヲがいなかったら第4週の面白さは半減するでしょうね…それくらいのインパクトを残したのではないかと思います。

・岡安と千代

千代にはテルヲの他にも大切な家族がいますよね。親に捨てられた千代を今までしっかりと育ててくれたのはシズであり、ハナであり、岡安です。岡安のお茶子達やみつえ千代の姉妹みたいなものです。

全員が全員、千代を危機から救うために一生懸命でした。第20回ではそんな岡安のみんなの優しさを感じる場面がたくさんありました。

シズの娘のみつえは今までは千代と仲の良いイメージがなかったのですが、最後の最後で心が通じ合えました。感動的な場面でしたね。

そして、船着き場でのシズのセリフに心が揺さぶられました。今までは成り行きだったり、恩返しだったりと、他の人のために生きることが多かった千代でした。そんな千代に、シズは「自分自身のために生きるように」と言いました。

「生きてええのや」と力強く言い放った瞬間、特に心が震えました。そして、最後に借金取り達に啖呵を切る場面もすごかったです。表情も真に迫っていて、言葉遣いも丁寧ながらとても力強いものでした。まさに頼りになる女将でしたね。演じる篠原涼子がとてもカッコ良かったです。

・千代のこれから

再び旅立つことになる千代ですが、今回は9歳の頃とは違いますね。あの時みたいに捨てられたわけではないのです。帰る家もあるし、暖かく迎えてくれる家族もいる。だから、安心して自分が生きたいように生きられるのです。

いよいよ女優にむけての一歩を踏み出すのですかね。これからの千代の活躍を見るのが楽しみです。

 

おちょやん第3週(第1週・第2週含む)

 

『おちょやん』第5週の予告

道頓堀から出た千代は京都にたどり着きます。京都にある「カフェー・キネマ」という店で働くことになります。女優に憧れる千代は店の同僚に紹介を受け、山村千鳥一座という劇団の試験を受けることになります。

 

 

 

まとめ

ここまで『おちょやん』第3週について、感想とあらすじを書いてきました。父・テルヲの借金のために身売りをされそうになる千代でしたが、シズを始めとした岡安の人々に助けられ、無事に逃げ出すことができました。これから物語はまた新しい展開を迎えそうですね。

1月4日からは第5週『女優になります』が放送されます。

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