風邪を引きやすくなる時期が来ましたね。風邪引き始めの治し方で、喉や頭痛に即効で効く食べ物・飲み物や漢方は何がいいか、また子供は風呂に入れないほうがいいかどうかも調べてみたいと思います。
だんだん免疫力が低下しているのか、ここ2~3年は毎年風邪を引いています。注意をしているつもりですが、負けてしまっています。今回はどうしたら風邪を引かなくなるのかも調べています。ぜひ、あなたも参考にして頂いて、風邪をやっつけましょう。
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風邪の引き始めとは?
風邪とは上気道(鼻や喉)が微生物に感染することです。原因微生物の約90%はウイルスで、10%は細菌、マイコプラズマ、クラミジアなどウイルス以外による感染です。
空気の乾燥によって、ウイルスや細菌が活発に活動して、くしゃみ・鼻水・鼻づまり・喉の痛み・咳・たん・発熱・頭痛などの症状が起こることです。一番注意をしてほしいのが、「風邪の引き始め」をキャッチすることです。
「あれ、風邪かなぁ?」と思ったらすぐに対処することです。そうすることで大事に至ることはありません。そのままにしていると、高熱がでて最悪の場合、死につながることもあります。
「風邪は万病の元」と言われているように、風邪を軽くみていると、大変な事態になりますので、気をつけてください。
風邪引き始めの治し方
一番はしっかりと睡眠をとり、暖かくしてゆっくりと休養することです。病気全てに共通することですが、ウイルス感染は免疫力が低下して起こります。その免疫力が下がった状態が、風邪の引き始めになります。十分睡眠をとることが最優先です。
二番は水分補給になります。発熱すると脱水状態になりやすくなります。脱水になるとさらに免疫力低下になります。意識して水分を摂るようにしてください。白湯をおすすめします。スポーツドリンクとか経口補水液でもいいです。
三番は手洗いうがいです。家に帰ってきたらすぐに、殺菌作用のあるハンドソープで指一本ずつ、手首まで丁寧に洗ってすすいでください。
うがいも以前はイソジンでうがいと思っていたのですが、今は緑茶(カテキンの殺菌作用)でされている方が多いです。
四番は食事です。栄養価が高く、消化のよい食事がおすすめです。とくにタンパク質・鉄・亜鉛・銅・ビタミン・ミネラルになります。野菜や果物も摂り入れてください。喉や頭痛に即効に効く食べ物や飲み物は後で書いていますので、参考にしてください。
五番は身体を温めることです。というのは「酵素」です。冷えていると「酵素」の働きが弱り、血流が悪くなるからです。老廃物がたまり、自然治癒力が弱ります。結果風邪を長引かせることになります。
喉や頭痛に即効に効く食べ物や飲み物
喉の痛み
喉がイガイガしたりムズムズしたりという症状は咽頭炎(いんとうえん)と呼びます。
いい食べ物とは
- 喉の殺菌や抗菌を促してくれる。
- 炎症を抑える効果がある。
- 保温、保湿効果がある。
よく言われるのが「ネギ」です。アリシンという成分があり、ネギオールは、抗炎症作用があります。
次に「生姜」です。ジンゲロール、ショウガオールという殺菌作用があります。
「大根」には、アリルイソチオシアネートという抗炎症作用、殺菌作用があります。
「蓮根」には、タンニンという抗炎症作用、ビタミンCがあります。
「梨」には、ソルビトールという成分が、喉の痛みを鎮めてくれます。
「きんかん」には、ヘスペリジンという成分が、喉の炎症を抑えます。
「かりん」には、殺菌、抗炎症作用に優れています。
「ゆず」には、ビタミンCが豊富で粘膜の保湿、保護効果があります。
「黒豆」には、アントシアニンが喉の痛みによく、痰を取り除きます。
いい飲み物とは
- 喉を潤してくれる。
- 保湿につながる。
「はちみつ」には、殺菌効果があり、疲労回復や胃腸の調子を整えます。
「ハーブティ」には、喉の痛みを沈めます。
「緑茶」には、カテキンの殺菌作用に優れています。
頭痛
風邪による上気道の炎症によって、頭が痛くなったり、熱がある場合に身体がウイルスと戦うために、痛みや炎症を起こします。また鼻詰まりで呼吸が乱れて起こる場合もあります。頭を冷やすのがいいです。(風邪に伴う頭痛のみ)血管拡張が原因のケースが多いので、冷やすと血管が収縮しますので緩和されます。
いい食べ物とは
「大豆・豆腐」には、マグネシウム・ビタミンB2の成分があり、片頭痛を予防する効果があります。消化にもいいのでおすすめします。
「ひじき・わかめ」の海藻類にも、マグネシウム・ビタミンB2の成分があり、さらにミネラルも多く含まれています。お味噌汁はおすすめします。
いい飲み物とは
「豆乳」には、タンパク質・脂質・ミネラル・ビタミンの成分が含まれ、このタンパク質の必須アミノ酸の中にトリプトファンが頭痛を抑えるのに効果的です。
「生姜湯」には、血管の収縮、拡張を防ぐ作用があり、頭痛に効果があります。
「りんごジュース」には、整腸作用や血液の浄化作用があります。できれば果汁100%をおすすめします。
「飲むヨーグルト」には、乳酸菌が腸内環境を整えます。腸を整えることが大事です。
さらにビタミンB2、カルシウムが豊富で血圧を下げる効果があります。
漢方とは
よく知っているのは「葛根湯」です。中国の古典医学書「傷寒論(しょうかんろん)」
「金匱要略(きんきようりゃく)」に記載されている漢方薬です。「かぜぐすり」として知られています。
葛根湯は風邪の引き始めに効果があり、身体を温める漢方薬です。肩こり・鼻風邪・頭痛・筋肉痛を緩和する作用があります。さらに熱のバリアを早く強めます。
子供は風呂に入れない?
風邪を引いている子供がいると、「お風呂に入れようか、どうしょうか?」と迷います。私が小さい時は、「風邪を引いていたら、お風呂はだめ」と言われてました。
今はどうでしょう?「むしろ入ったほうがいい」と言われています。
入る前にチェックして頂きたいことがあります。
- 血圧、体温を測る。血圧計がなければ、体温38度以上なら入らない。
- 脱衣場、浴室を温めておく。(15分前)
- お風呂に入る前、入った後に、コップ1杯の水を飲む。
- 湯上がりはしっかりと汗を拭いて、バスローブを着る。落ち着いたらパジャマに着替える(お風呂から上がると、しばらくは汗がでているので、すぐにパジャマに着替えない)
乳幼児などの子供は、お医者さんの指示に従うのがいいです。
まとめ
毎日の生活を規則正しく過ごすことが大切ですね。睡眠時間・バランスのとれた食事
ストレスのないようにする・家に帰ってきたら手洗いうがいをすることだと思います。「ちょっと疲れたかなぁ?」と思ったら無理をしないで、ゆっくり休むことです。
「あれ、風邪かなぁ?」と感じたら早めに対処することで、治ります。こじらせないように注意しましょう。風邪のウイルスや細菌をガードして、元気にお過ごしください。