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『おちょやん』第1週あらすじ・感想 子役・毎田暖乃の演技に脱帽 壮絶な幼少時代

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2020年11月30日(月)から連続テレビ小説『おちょやん』が始まりました。貧しい家に生まれた少女がやがては、大阪道頓堀を代表する大女優になるというサクセスストーリーとなります。第1週のテーマは、子役・毎田暖乃の演技に脱帽、壮絶な幼少時代です。

11月30日(月)から12月5日(土)までは第1週『うちは、かわいそうやない』が放送されました。それではあらすじ・感想を書いていきたいと思います。

Contents

『おちょやん』とは

明治末に大阪南河内で生まれた竹井千代が、9歳で親に奉公に出された芝居小屋で目にした芝居をきっかけに女優を目指す物語です。大阪道頓堀を舞台に、戦争や結婚生活の破綻など様々な苦労を乗り越え、上方を代表する大女優となっていく過程を追ったドラマとなっています。

『おちょやん』にはモデルとなる人物がいます。それは昭和の時代に京都や大阪などの上方を代表していた女優で、「大阪のお母さん」と親しまれていた浪花千栄子です。
オロナイン軟膏の看板で有名な人みたいですね。

浪花千栄子の人生をモデルとしながら、アレンジを加えてフィクションとして描いたドラマがこの『おちょやん』になります。 「おちょやん」は“おちょぼさん”が訛った言葉で、茶屋や料亭などで働く小さい女中さんを意味します。

『おちょやん』を演じるのは


主人公
の竹井千代を演じるのは、杉咲花です。ドラマ『夜行観覧車』や『とと姉ちゃん』、『いだてん~東京オリムピック噺~』等様々なドラマや映画に出演し、今最も注目される女優の1人ですね。

そして、幼い頃の千代を演じるのは、毎田暖乃です。連続テレビ小説『スカーレット』にも出演していました。今作がドラマ2作目になるみたいです。

・『おちょやん』第1週の主な出演者
第1週は千代がまだ幼いころの話になります。
竹井千代(幼少)(毎田暖乃)
竹井テルヲ(トータス松本):千代の父
竹井ヨシヲ(荒田陽向):千代の弟
竹井栗子(宮沢エマ):千代の新しい母

 

『おちょやん』第1週のあらすじとネタバレ


大正5年
大阪南河内の小さな村で千代は父と弟とともに、小さな養鶏場を生業に細々と暮らしていました。母のサエは幼いころに亡くなり、父のテルヲはお酒ばかり飲んで家のことを全くしないため、千代が学校に行かずに家の用事をしながら弟ヨシヲの面倒を見ていました。

千代とヨシヲは村の人たちからかわいそうな子達だと思われていましたが、千代は「うちはかわいそうやない」と自分に言い聞かせ、日々強く生きていく気持ちを固めていました。

ある日、町へ商いに行ったテルヲが見知らぬ女を連れて帰ってきます。女の名は栗子といい、テルヲは「新しいお母さん」だと紹介します。初めは千代も家の用事やヨシヲの面倒を栗子に任せ、学校に行けると喜んだのですが…

しかし、栗子は家事や育児など全くしませんでした。結局は料理や洗濯など家のことは千代が続けることになりました。千代がテルオと共に商売で町へ出ている間に、ヨシヲは1人で山に入り行方不明になってしまいます。

何とかヨシヲを見つけることができた千代ですが、ヨシヲを1人にした栗子のことを許すことができません。その夜、テルヲと栗子が自分たちを追い出そうとしていることを知った千代は、追い出される前に栗子を追い出してやろうと決心します。

しかし、ヨシヲが1人で山に入ったのは栗子のためだったことが判明します。栗子は千代にとっては邪魔な女であっても、本当の親を知らないヨシヲにとっては初めて触れる母親だったのです。

村の人との会話で千代は栗子のおなかに赤ちゃんがいることを知ります。テルヲと栗子の間に子供ができて、その子を育てるためにお金が必要なので、千代とヨシヲを手放そうとしていたのです。

千代はヨシヲだけは置いてほしいと涙を流しながらに懇願し、自分は出ていくことに決めました。

「うちはすてられたんやない、うちがあんたらをすてたんや」とテルヲに言い残し、千代は奉公先である道頓堀の芝居小屋に向かって旅立つのです。

 

『おちょやん』第1週の感想

大阪を舞台にしながら、力強い大阪弁で話が進むためテンポがよく、明るくコメディタッチな雰囲気のドラマになっています。楽しく見ることができて、15分があっという間に過ぎてしまいますね。

しかし、明るい雰囲気ではありますが、物語自体はかなり悲劇的です。

「子供を学校に行かせない」、「家のことは子供に任せきり」、「子供を置いて10日以上家を留守にする」、あげくには「新しい奥さんとの間に子供ができたから、子供たちに出て行ってもらう」…本当にとんでもない父親です。

それが当たり前のように行われていた時代もあったのかなぁと、やりきれない気持ちになりました。千代は強い子だと改めて感じます。
父親があてにならないから、自分がヨシヲと家を守らなければいけないと日々強く生きていましたね。自分が千代の立場だったら、あんなに強くは生きられないだろうなと思います。

第5回の最後に千代がテルヲに投げかけた「うちがあんたらを捨てたんや」という言葉にはものすごくスッキリさせられました。これから先、千代には幸せになってほしいですね。そう感じさせられる場面でした。

千代役の毎田暖乃、演技力に脱帽しました。彼女の大阪弁はすごく聞きやすかったです。力強い大阪弁でまくし立てる姿には迫力があり、セリフの説得力が増していたように思えます。

迫力だけではなく、第5回のヨシヲのことを頼み込む場面では、悔しさや弟への愛情など色々な感情が感じられました。

 

『おちょやん』第2週の予告

大阪道頓堀の芝居小屋で奉公することになった千代。厳しい女将の元で働く千代ですが、そこで様々な出来事があり、しっかりと成長していきます。

 

 

 

まとめ

『おちょやん』第1週について、あらすじと感想を書いてきました。つらい環境の中でも、弱さを見せずに強く生き抜こうとする千代の幼少期が描かれていましたね。
千代の力強いセリフが印象的で、心を大きく動かされました。

この後の展開が気になってしょうがないです。
12月7日からは第2週『道頓堀、ええとこやぁ』が放送されます。

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