人知れず、弱き者のために社会の悪に立ち向かう『影の秘書集団』の活躍を描く『七人の秘書』第7話はサランの葛藤、内に秘める正義の心になります。サラン、カッコいいですよね。
2020年12月3日(木)に第7話が放送されました。ここでは第7話について、あらすじと感想を書いていきたいと思います。
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『七人の秘書』第7話について
第6話の終盤に秘書達の1人であるパク・サラン(シム・ウンギョン)が宿敵・粟田口十三(岸辺一徳)に自分の秘書になるように誘われました。サランが粟田口の元に行くのか、そして仲間との関係性がどうなるかが注目されています。
徐々に物語は佳境に迫っている気配ですね。それでは第7話のあらすじを書いていきます。
『七人の秘書』第7話のあらすじ
秘書達の憩いの場のラーメン屋には照井七菜(広瀬アリス)の後輩・中川由加里(井原六花)が来ています。由加里は就職先の東都銀行から突然の内定取り消しを受け、困っていました。
由加里の相談を受けて、望月千代(木村文乃)は力になることを約束しました。調査の結果、内定を取り消したのは常務の高松新(相島一之)だとわかります。そして、由加里が新人議員の椎名七津子(凰稀かなめ)の選挙事務所で働いていた際に、不正な大金を受け取り、後でそのお金を事務所に返却したことが明らかになります。
七津子と高松は、粟田口を介して繋がっていました。お金の返却が由加里の内定取り消しの理由だったのです。
千代は萬敬太郎(江口洋介)に今度こそ黒幕の粟田口を追い詰めるべきと提案しますが、萬は危険すぎると提案に反対します。
『七人の秘書』第7話のネタバレ
それでもやはり千代は、黒幕の粟田口も一緒にこらしめるべきと決断します。千代達が不正選挙の情報を集めているところに萬が姿を現し、自分と粟田口の過去を千代に語ります。
萬はかつて粟田口の秘書をやっていました。しかし正義感が強かったことが災いし、罠に嵌められ刑務所に収監されたのです。
その夜、千代と萬はずっと音信不通だったサランと邂逅します。サランは粟田口の私設秘書になっていたのです。彼女は粟田口の側にいる理由を前の仕事に比べて、報酬がずっといいからだと語ります。
千代を裏切り、立ち去るサラン。それでもまだ心は迷っているようでした。パソコンが得意なサランが不在のため、秘書達は集めた不正情報を動画に編集するのに苦戦していました。
何とか動画は完成し、サランの助けもあって、動画は拡散されました。そうして七津子の選挙に不正があったことが世間に暴露されました。サランはやはり秘書達の仲間でした。
しかし直後に粟田口の手先の黒木俊介(坂口拓)によって階段から突き落とされてしまいます。病院にて治療を受けるサラン…駆け付けた千代は、サランを病院に連れてきたのが千代の兄の望月一男(マキタスポーツ)であると伝えられます。一男はずっと粟田口の元に潜入していたのでした。
『七人の秘書』第7話の感想
このドラマは毎回1話完結に近い形を取っていますが、第7話に関しては事件が次回に続く形になります。サランが裏切ってしまった理由がお金のためというのは、ちょっと違和感を覚えました。
前回お父さんに会えて、素晴らしい人間になると改めて決意したはずでしたから。
もちろんお金は大事ではありますが、仲間を裏切ってまで、お金で動いちゃダメじゃないかなと…
サラン役のシム・ウンギョンは存在感がありますね。千代や萬と邂逅した後に立ち去るときの、涙ぐみながら、裏切りを後悔し、まだ迷っている表情が印象に残りました。
そして、やっぱり仲間を裏切れなかったサランの正義感の強い表情がカッコ良くて印象に残りました。大けがで入院してしまいますが、次回もいっぱい活躍する姿を見たいですね。
粟田口を演じる岸辺一徳ですが、悪役が板についていますね。終盤、弟子の議員を見捨てる場面の表情が冷酷すぎて恐ろしかったです。悪役が印象的な物語って、やっぱり面白くなりますよね。
新人議員七津子を演じたのが、凰稀かなめでした。宝塚歌劇団宙組の元トップスターだったみたいですね。そんなに出番は多くなかったですが、出演シーンではスタイルや立ち居振る舞いが印象的でした。
次回が最終回のため、今回は次回への橋渡し的な回でした。七津子はこらしめられましたが、本当の悪者はまだ残っていますね。それに由加里の内定についても、まだ解決していません。
そして、千代の兄の一男が登場しました。サランを助けたことから、敵ではないことはわかりますが、彼の目的が気になります。潜入していたということは、粟田口と何か因縁があるのですかね。おそらく、それも次回に明かされるのでしょう。次回も見逃せない展開になっています。
『七人の秘書』第7話の視聴率
10月にドラマがスタートして以来、順調に視聴率を伸ばしていますが、第7話の視聴率は13.9%となっています。相変わらず好調ですね。
『七人の秘書』次回予告(最終回/第8話)
『影の秘書軍団』としての姿を写真に撮られ、秘書達は表の仕事を突然失ってしまいます。それは彼女達の動きを封じるための粟田口の罠でした。職を失った彼女たちは、生活費を稼ぐために仕事探しを始めます。そして『影の秘書軍団』は解散してしまいます。
粟田口をはじめ、社会の悪は野放しにされてしまうのか。黒幕粟田口との戦いの行方はいったいどうなってしまうのでしょう。
まとめ
今回は『七人の秘書』第7話について、あらすじと感想を書いてきました。第7話では、粟田口の元へ行ってしまったサランと仲間達との関係性がテーマでした。
裏切ったものの、心の底には仲間への絆があって…そんなサランの心の葛藤を感じた回でした。サランの内に秘めた正義感を見ることもできました。
次回はついに最終回です。
第8話は、12月10日(木)夜9時から放送になります。