先日ある人から「あなたの目標や目的はありますか？またそれに向かう手段は考えていますか？」と聞かれ、頭が真っ白。さらに、「課題やビジョンをゴールする方法を、具体的に教えてもらえますか？」と再度質問され、パニクりました。
今回は、「目標」「目的」「手段」それぞれの意味を調べてみます。また課題やビジョンをゴールする方法は、どうすればいいのか掘り下げてみます。
正直そんなことを考えて、生活している人は少ないと思います。が、生きていく上で必要なことだと、教えて頂きました。その人曰く「海で船を出して、たどり着くところがわからなかったら、漂流して、最後は沈んでしまうよ」と言われました。
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目標の意味
目標と聞いてイメージするのは、ビジネスの世界です。今月の売上目標などを、設定して行動しています。目標とは、そこにたどり着くように、またそこから離れないようにする目印となるものです。そう、目印です。
それに向かって行動することで、そこまで到達しようと決めたことです。到達した時点で「目標を達成した」と表現しています。
また、目標は達成することが一番大切だと思っていませんか？一番大切なのは、達成するためのプロセス（過程）です。目標の先には必ず目的があります。いくつかの目標を達成することによって、目的にたどり着くことができます。つまり目標がゴールではないということです。
目的の意味
最終的に目指すもの、実現するもの、到達するものになります。目的を達成するための目印が目標です。また、目標を持っていても目的がなければ達成はできません。目的を考えるときは、目標に対して「どうして？」という疑問を考えてみることです。
また「目的」は「目標」に比べて抽象的です。すぐには達成できません。いくつもの目標を達成して、やっとたどり着きます。字のごとく「目」は,めじるしで、内容を表すものになります。「的」は,ねらったり目ざしたりする対象のことになります。
手段の意味
目的を達成するためのやり方、方法です。「手」は手わざや腕前を意味します。「段」はやりかたを意味します。目標や目的を達成するために、手段を考えることになります。
例えば、九州の温泉に行って、ゆっくり気分転換したいと思った場合
目標＝九州の温泉に行く。
目的＝ゆっくりと体を休めて、気分転換する。
手段＝九州に行くため、飛行機で行くか、新幹線を利用するか。
課題やビジョンをゴールする方法とは？
「課題」とは字のごとく課せられた問題、すなわち解決しないといけない問題になります。「ビジョン」とは、実現したい未来、未来像と訳されます。この二つをゴールする方法はどうしたらいいのでしょうか？
その人いわく「目的を達成するためにやり方と、あり方がある。２対8の割合で、あり方にある」と言われました。あり方と言われても、よくわからなくて「どういうことなんでしょうか？」と聞くと即答されました。
ズバリ「覚悟」です。目的を達成すると決め、覚悟をすることです。覚悟とは危険な状態や、好ましくない結果を予測して、それに対応することです。決して諦めないで、いろんな角度から、物事を見て解決策を見出すことです。
覚悟をした人は、すべてにおいて、肝が座り強いです。「なにがあってもやり遂げる」こんな考えになると、周りの人も協力をしてくれ、必死になります。そうすると「引き寄せ」が始まり、思う方向に進んでいきます。
ほんと不思議ですね。あの有名な松下幸之助さんの口癖が「覚悟はよいか」と自問自答して、問題に取り組まれた様です。目的を達成するためには、つまり覚悟をする心構えと言えます。
やり方は、後でついてくるってことです。考え方一つで結果が変わります。「覚悟」を決めることが、重要です。
まとめ
成功している人は、やはり覚悟ができている人です。何かを成し遂げようとすると、邪魔をする人もいれば、嫌味を言う人もいます。でも全然気にしなくて、自分の信じた道を歩いていきます。寄り道もせず、まっすぐに。
また、成功している人は、素直で人の話をよく聞きます。決して威張ったり、上から目線で、相手をみません。いつも謙虚で、なにより感謝されます。
その人は「今、生きているのは、先祖があって、自分が生かされている」と言われました。ほんとその通りです。先祖供養もし、定期的にお墓参りもされています。
人としても尊敬できるし、素晴らしいです。人生最後の目的を持ちましょう。そこにゴールするまでの目標を書いて、そのための手段を考えます。そうすることで、ワクワクした生活が送れます。「覚悟を決める」ことです。