8020運動聞いたことがありますか?健康の源です。
1989年(平成元年)より厚生省(当時)と、日本歯科医師会が推進している80歳になっても、20本以上の歯を保とうという運動です。
美味しいものを自分の歯で食べたいですね。どうしたら20本の歯を保つことができるのでしょうか?
Contents
歯は健康の源
美味しいものを自分の歯で食べる大切さ
人間生きていく上で食事は絶対必要です。その食事を美味しく食べるには、やはり自分の歯でしっかり噛んで味わうことです。ひと口30回とも言われています。唾液はよく噛むと多量に分泌されます。
唾液の成分が、発がん性物質の毒性を消去すると聞いたことがあります。唾液ってスゴイですね。ガンを消去できるんですね。だから自分の歯で食事をしている高齢者の人は、元気です。
今年92歳になる私の母ですが、残念ながら自分の歯は全くなく総入れ歯です。だんだん年と共に入れ歯が合わなくなったのか、食事は歯茎で食べています。いつまでも時間をかけて、くちゃくちゃとしていて、硬いものは絶対ダメです。やわらかくしてドロドロにしています。「どう、美味しい?」と聞くと、「うん、わからない」こんなに美味しい肉や魚なのに、わからないとはちょっとかわいそう、これも自業自得ですね。
生活習慣病の予防
唾液のことは先程も触れましたが、さまざまな効用があります。
- 歯を強くして虫歯を防ぐ
- 口臭予防
- 若返るホルモンを分泌
- ガンを予防
- 糖尿病の予防認知症・アルツハイマー病の予防
- ダイエット
よく噛んで食べることは、健康法の一つです。健康で長生きするための、必須条件です。
歯を失う原因
歯周病とは
歯周病とは、歯の周りの歯周組織(歯肉・歯根膜・歯槽骨・セメン質)に、炎症が起こっている病気の総称。炎症が歯肉だけに留まっている状態を(歯肉炎)炎症が歯槽骨や歯根膜にまでひろがっている状態を(歯周炎)といいます。また近年、歯周病が糖尿病などの生活習慣病と関連していることが明らかになっています。
歯磨きの大切さ
歯垢があれば、虫歯・歯周病などの原因になります。歯周病予防には、歯磨きが大切です。歯磨き3・3運動って知っていますか?食後3分以内で、3分間歯磨きすることです。3分間とは長いですね。隅々までしっかり角度を変えて磨くと、これぐらいはかかるようです。
では、歯磨きの方法は知っていますか?ほとんどの方が自己流で、力強く磨いています。私もその中の一人でした。一日2~3回、磨いているのですが、全然歯垢が取れていません。歯医者さんで、ジィージィージィー、嫌な音を聞きながら治療して、緊張している私がいました。
ある日、友達とランチしていた時に、歯の話になって彼女は、電動歯ブラシを使っているとのことです。「歯垢はほとんどないよ」と嬉しそうに言っていました。私も早速買いました。「わぁ、ほんとだ。前歯の歯の裏が、ツルツル、びっくり」それからずっと、電動歯ブラシを愛用しています。3ケ月位過ぎてから、久しぶりに歯医者さんに検診に行きましたら、先生からほとんど歯垢がないと言われ大変喜んでいます。
定期的に検診しょう
私は気になった時にいつもの歯医者さんに行っています。やはり、3か月または、6ヶ月に一回は、定期的に検診をおすすめします。かかりつけの歯医者さんを決めることがいいですね。私の決め手はこれです。
- 初回の診察時間が長い。
- 丁寧な診察で、不得意な診察は他のクリニックを紹介する。
虫歯・歯周病治療の一般クリニック。
抜歯・インプラントを得意とするクリニック。
口腔外科治療のクリニック。 - 治療の度に歯の写真を撮影する。
- 治療前に歯科衛生士が口の掃除をする。
- すぐに虫歯を削ろうとしない。
まとめ
- 自分の歯で食べる大切さを実感する。
- ひと口30回しっかり噛む。
- 歯磨きを習慣づけ3分間磨く。
- 歯周病の怖さを知る。
- 定期的に検診に行く。
これを守っていれば、80歳で20本以上の歯を維持できます。食事は美味しく食べたいです。母がいつも私に言います。「歯は大切にしときよ」と。
多くの高齢者の人が、自分の歯で食事できることを願っています。