冬真っただ中、コロナ禍のなかで増えてしまって困るのが電気代ではないでしょうか。
エアコン暖房の電気代を抑えて家計を引き締めたいあなたのために、どうして電気代が高くなるか、抑える方法やおすすめの使い方までご紹介します。
在宅ワークも依然として続いていて、一日中、暖房の効いた部屋で仕事をするのが日常になっている方も多いはず。そんな時には、省エネタイプのエアコン暖房が向きます。
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エアコン暖房の電気代はどうして高くなるの?
実は、エアコンは、1,2位を争うぐらいコスパがいい電気器具です。(1時間あたり最小で約2.8円)電気をそのまま熱に利用しているのではなく、空気中の熱を集めて、室外の熱を室内へとポンプで移動させて暖房しているからです。
その分、電気器具としては繊細なので、ちょっとした刺激でメーターが上がり電気代が高くなります。
原因として考えられることは、次の2点です。
①設定温度が高い
設定温度を高めにしていると、外気の温度との差が大きくなり、余計な電力が必要になります。
②フィルターや室外機が汚れている
10年掃除いらずのエアコンも販売されていますが、フィルターや室外機の汚れはきれいにしておかないと、運転の効率が悪くなってきます。
エアコン暖房のためには、フィルターの汚れやつまりを取り除いてあげることが必要です。フィルターの汚れは悪臭やホコリの原因にもなります。
また、室外機は、物が置かれていたり、葉っぱやホコリなどでふさがれていたりすると、暖房が効きづらくなります。
電気代が気になったら、まず、この2点をチェックしましょう。
では、具体的にエアコン暖房の電気代を抑える方法をみていきます。
エアコン暖房の電気代を抑える方法
方法としては次の3通りです。
①使い方を変える
②部屋を暖める工夫をする
③電力会社を見直す
①使い方を変える
・設定温度は低めに変えて自動運転を選ぶ
弱・中・強・自動運転のなかで「自動運転」を選びます。自動運転にすると、室内の温度を速やかに設定温度まで上げ、上げた後は、効率よく弱や送風運転に自動的に変わります。
設定温度は、体調をチェックしながら低めに設定した方がお得です。
・暖房時の風向きを下向きに変える
暖かい空気は上にいくということは、ご存じだと思います。たまった暖かい空気を循環させて、部屋全体の空気を速く暖めるのが課題です。
そのためには、まず風向きを「下向き」にします。その後、扇風機などを使って、たまった暖かい空気をできるだけ循環させます。
・つけっぱなしにするか、つけっぱなしにしないかを使い分ける
実験の結果によると、使い分けるのが一番、消費電力が少なくてすむそうです。長時間の外出や就寝時には、いったんスイッチを切る。短時間の外出なら、そのままつけっぱなしにする、と使い分けしてみてください。
参考サイト ダイキン
・エアコンを掃除する
フィルターや室外機まわりをきれいにすることで、消費電力が6%程度削減するという環境省の報告もあります。フィルターは使い始めに掃除してから、少なくとも1ヶ月に1~2回程度は掃除しましょう。
室外機の方は、葉っぱや物で出入り口が遮断されていないかチェックします。
②部屋を暖める工夫をする
暖かい部屋にするための工夫をします。雨戸をきっちり閉めるだけでも違ってきます。
・カーテンを閉める
・厚地のカーテンにする
・窓ガラスに断熱フィルムをつける
・窓ガラスを断熱ガラスにするなど
工夫することで電気代は抑えられます。
③電力会社を見直しする
電力会社のプランには、大きく分けて3通りあります。
・電気料金プラン(使用量による従量電灯プラン、時間帯によって違うプラン、基本料金・最低料金がゼロのプラン)
・携帯電話料金が割引になるプラン
・再生可能エネルギーに積極的なタイプ
自分の生活に合うプランを検討してみましょう。
電力会社を変えても、大本の大手電力会社は変わらないので、電気の質については全く問題がありません。
選ぶ際の確認事項は次の3点です。
・電気代がどの程度、安くなるか、必ずチェックする
・解約金や違約金が発生するかどうか確認しておく
・支払い方法の確認
まとめ
エアコン暖房の電気代の節約方法についてお知らせしました。
2015年度の政府の家計調査の結果によると、夫婦2人世帯の場合、1年間の電気代は平均で117,156円とか。特に、8,9月、12~2月が高くなる傾向で、冷房と暖房にかかる費用が多くを占めていることがわかります。
とはいっても、エアコンの温度や運転で電力が変わり、エアコンの掃除、暖かくする工夫や使い方次第で抑えることができるのです。
エアコン暖房の節約の仕方を上手に取り入れて、冬場を乗り切りましょう。