急に暑くなりました。先日部屋で片付けをしていたら、汗でグチャグチャになりました。舞妓さんって、キレイにお化粧して全然汗をかかないですね。また全身で頭・脇・背中など、どのツボ押しで効果があるのかも、知りたいです。
これからますます暑くなってきますと、女性は特にお化粧崩れで悩みます。せっかく朝キレイにお化粧しても、途中でヨレヨレになってしまった経験はありませんか?
涼しいスキッとした顔で、この夏を過ごしたいです。今回は、そのあたりを掘り下げて調べてみます。
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舞妓さんって、どうして顔に汗をかかないの?
京都の夏はとっても暑いです。それなのに舞妓さんは、着物を着てかつらを付けているにもかかわらず、顔に汗は全然かかなく、いつもキレイなお化粧のままです。「どうしてかなぁ?」と思っていました。それには訳がありました。
汗を抑えるツボを圧迫しているのです。このツボです。
- ワキ汗ストップ「屋翳(おくえい)」
バストトップから5cmほど上にあるツボです。脇汗や顔汗に効果がありさらに、バストアップも期待できます。中指でゆっくり2〜3分押しましょう。少し痛い感じがあります。
- 舞妓さんが実践している顔汗をかかない「大包(だいほう)」
ちょうどワキの下あたりにあるツボで「大包(だいほう)」です。舞妓さんの顔汗を食い止めているのは、まさにこのツボです。ちょっときつい目に圧迫をしています。中指で2〜3分押すことで、顔汗を抑たいときに効果的です。
これは「半側発汗(はんそくはっかん)」といわれ、高木健太郎 先生(たかぎ整形外科・皮フ科)が考案されたようです。皮膚圧反射を利用した方法です。圧迫されている側の分泌が減って、圧迫していない反対側の汗が増えるという性質があります。
上半身を圧迫していますので、顔や頭皮からの汗が減ります。逆に下半身の汗が増えるということななります。舞子さんの化粧がくずれないのは胸のあたりを帯できつく結んでいるからです。確かに、化粧くずれはしないと思いますが、下半身は汗でグタグタになっているのでしょうか?
今こんなアイテムが人気です。柔らかい素材で作られた汗止め帯(あせとめたい)は、バストの高いところに安心して留められるアイテムとして定評があります。着物や浴衣、洋服でも着用されています。
また、ご自身で腰紐をきつく結んだり、ブラジャーのホックを一つきつくするなど方法はあります。あまり長時間はおすすめしません。ある人はカップつきタンクトップをワンサイズ小さめを買って、着用されています。
確かに、顔に汗はかかないのですが、胸周りが少し苦しくなると言われていました。参考にされて、ご自身の合った方法を取り入れてください。
頭のツボ
頭のてっぺんにあり、ややくぼんでいるツボ「百会(ひゃくえ)」です。自律神経や調節効果のある万能ツボです。この百会を痛気持ちいい強さで刺激をすることで、自律神経の乱れを改善します。
発汗するのも、自律神経が原因です。頭皮から汗が出すぎて悩んでいる人が、実践されて喜ばれています。でも髪がビショビショになって、汗が流れ落ちるのは、頭部多汗症です。このような場合は、医療機関を受診することをおすすめします。
脇のツボ
わきの下のくぼみの真ん中で、脈を感じる部分のツボ「極泉(きょくせん)」です。「極泉」の「極」は極めるという意味が「泉」は湧き出るという意味があります。腕の血流や水分の流れを促します。また発汗、わきのにおいなどの緩和作用があり、悩んでいる人には、嬉しいツボです。さらに精神的ストレスや不安感、焦燥感にも効果があり喜ばれています。腕や肩の痛みや動悸(どうき)などの緩和にも作用します。
肩こりの人はこの極泉が詰まっていて、触るとイタ気持ちいいのです。マッサージしていくと、リンパのつまりも取れ、血流が良くなります。
背中のツボ
背中は身柱(しんちゅう)というツボになります。「身柱」は背中にあり、首の後ろでもっとも出っ張る骨を見つけ、そこからたどって3つ目の骨のすぐ下のくぼみです。上半身の発汗を緩和します。さらに頭部や首、背中のコリ、体の熱などを緩和します。代謝をコントロールするので、別名「散り気(ちりげ)」とも呼ばれて、病気のもとを散らすツボとしても知られています。
背中のこわばりが緩みますので、身柱をちょっと強めに押しても気持ちいいです。また汗をよくかくという人は、刺激するとかなり改善されます。
まとめ
ツボを刺激することで、こんなに汗のかき方が改善されるのですね。汗をかくのは、体温を一定に保っていますので、悪いことではありません。汗をかくことで身体を冷やし調整をしています。
体に刺激を与えてバランスを保つことができるツボ療法は簡単にできます。それぞれ顔・頭・脇・背中とご自身に合ったツボを刺激することで、かなり改善されます。ぜひ取り入れて、快適な夏をお過ごしください。
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