お正月って大人も子供も楽しみにしている、行事の一つです。昔からお正月飾り水引の意味と結び方や、簡単にできる鶴の折り紙の折り方はどうしたらいいのかを,調べてみました。
また、子供や孫にも「お正月の行事」についてわかりすく伝えていく責任があります。本来は歳神様をお迎えする行事です。一年の一番初めに来て、その年の作物が豊かに実るように、また家族元気で暮らせるようにと、約束をしてくれるありがたい神様です。
歴史が長く奥が深い伝統的な日本のお正月について、受け継いでいってもらいたいです。
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お正月飾り水引の意味とは?
水引とは、和紙を紙こより状にして糊を引いて乾かしたものです。室町時代に中国から輸入した品物が、紅白の縄で結ばれていました。お祝いの贈り物や金包をしっかり結び止めるのに、水引を使ったのが本来の目的です。最近は色や種類も豊富です。色で赤い紐は「魔除け」白い紐は「清浄」という意味があり、種類も松竹梅、鶴亀などのおめでたいものもあります。
また、日本の伝統、歴史の中で縁起物として贈答品や包み紙などにかけられていました。水引の縁起は、水はすべての汚れを清め、その水が引いた後、清々しい清らかになることから水引と言われています。その清らかな物を贈る人と人とを結びつけたり、硬く結ばれるという意味合いがあります。
お祝いの贈り物に、邪気が寄り付かない意味を込めて、水引をかけるちょっとした知識を知っておくと喜ばれます。
水引の結び方
基本はあわじ結び(アワビ結び)です。これができると応用としていろんな結びができます。
奇数のお好きな本数を用意する
先端を揃え、真ん中を持つ
(小さなサイズであれば30センチ~45センチ)
真ん中を持ったまま左右それぞれ水引を、指で2~3回しごき丸めやすくする。
しずく型になるように丸め、右手に持った水引を上に重ねる。
しずく型の交差ポイントを右手でしっかりとおさえる。
左手の水引をしずく型の真ん中あたりに輪を作るように交差させる。
交差点をしっかりと持つ。
右手で上にある水引の束を持って、下の水引の束の上を通る。
しずく型の下の穴を下から上に通す。
次にしずくの真ん中の穴を上から下に通す。
最後は上の穴を下から上に通す。
形を整えて出来上がり。
一般的にあわじ結びが多いですが、平梅結び・玉結びなどがあります。
あわじ結び=結びきりと呼ばれ、結婚式や快気祝いなど一度だけのお祝いに使いますが
お正月飾りのための水引ですので、本来の意味はあまり気にしなくても良いかと思います。
平梅結び=固く結ばれて解けないとのことで、お祝いに使われ魔除けの意味があります。
玉結び=祝儀袋では使いませんが、お正月飾りやアクセサリー向きの結び方です。
折り紙で簡単に鶴を折るポイントは?
鶴の折り方って、子供の時に教えてもらいましたね。誰でも折ることはできますが、簡単にきれいに折るポイントをご紹介します。
- 角と角をキッチリ合わせる。特に三角に折る時は、丁寧にゆっくりと折る。
- 折り目をしっかりと付ける。そうすることで、綺麗な出来栄えになる。
- 開いてつぶす時に、辺と辺、角と角をキッチリ合わせることがポイント。
- 細長い三角を折る時は1ミリ~2ミリほど、隙間を開けるようにすると、中割り折りしやすくなる。
最後の羽を広げる時は、根本を持って広げると広げやすいです。逆に羽の先端を持つと破れやすくなるので、このことを注意して鶴を折ると、簡単にきれいに鶴を折ることができます。
まとめ
お正月飾り今は100均で、カラフルで綺麗な飾りや水引が売れています。水引の意味と結び方を参考にしてください。知った上でお店で見てみるのも楽しいです。できれば自分でアレンジをして、手作りのお正月飾りに挑戦してみてはいかがですか?きれいな鶴の折り紙を添えるのも素敵です。
こういった意味が込められ、飾られている日本の伝統を伝えていきたいです。