日本を動かすトップ経営者達が出演し様々なトークを繰り広げる『カンブリア宮殿』4月8日放送分には(株)イートアンドホールディングス会長・文野直樹さんが出演します。
今回は“文野直樹(大阪王将会長)の経歴とイートアンドの強みとは!?”と題して、当日出演する文野会長の経歴と大阪王将を傘下に収めるイートアンドの強みについて紹介したいと思います。
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4/8『カンブリア宮殿』のゲストはイートアンド会長・文野直樹さん
イートアンドは、餃子で有名な大阪王将を展開していることで知られています。日本ではラーメン店や中華料理店が人気ありますよね。メインのラーメンはもちろんですが、サイドメニューの餃子も人気の高い商品になっています。
数あるラーメン店の中でも、大阪王将の餃子は「おいしい」と大変評判がいいですね。
今ではお店で食べるだけではなく、スーパー等で販売している冷凍食品でも大阪王将の餃子の味を楽しむことができるようです。
それでは、文野さんの経歴について紹介したいと思います。
イートアンド会長・文野直樹の経歴
文野さんは1959年11月29日生まれの現在61歳、高知県出身です。生まれたのは高知県ですが2歳の頃に大阪府に引っ越して、それからは大人になるまで大阪で暮らしますので、大阪出身とも言えますね。最終学歴は大阪学院大学経営学部を中退です。
父親の新造さんが創業した大阪王将食品会社(株)を小学5年生の時から手伝っていたようです。そして、新造さんが少年時代の文野さんに経営の素質を感じたのか、高校在学中の16歳の時に店長を任されます。
高校卒業後は1度大学に入学するも、商売に魅入られてしまいすぐに中退して、大阪王将に入社します。入社後は新造さんに出資金を借りて、20歳の時に愛知県の三河で東海王将を起業します。
その地で3~4年の間、10店舗をきりもりした後、父親に大阪に戻らないかと打診されて大阪に戻ります。そして、25歳で父の後を継ぎ大阪王将食品会社(株)の2代目社長になります。
当時は餃子専門店だった大阪王将について、文野さんは時代遅れと感じていました。
FC店のオーナーさん達に相談するも成果を得られず、(株)モスフードサービスのFCに加盟し、モスバーガーのFC店を始めます。
そこでFC事業のあり方等、経営の本質について深く学びます。その経験が“よってこや”というラーメン店を新しく生み出すことにつながり、その後に新ブランドを次々と生み出すきっかけになります。
また、大阪王将も餃子専門店からフルメニュー(ラーメンやチャーハン等も扱う)店と変化し、駅前だけでなく郊外へも展開する等、大きな変化を迎えます。
その後は外食だけでなく冷凍食品事業等もスタートさせます。2003年には関東への進出を成功させ、その後も日本全国に出店、中国や香港などアジアにも進出します。
文野直樹の趣味や結婚について
文野さんは40歳を過ぎた辺りから色々なことに挑戦を始めたようです。振り返れば仕事ばかりの人生で、このまま仕事だけではつまらない人生になると思い、習慣として趣味を持つようになったようです。
ボクシングやフルマラソン、社交ダンスにサーフィン等と多くのことに挑戦しているようです。趣味はリフレッシュにもなりますが、仕事のための情報収集にもなるようで、仕事だけをしていた時よりも思考の幅が広くなったと実感しているようです。
また、音楽も好きで知人と一緒にバンド活動をすることもあるみたいです。
奥様の名前等の詳しい情報は得られませんでしたが、YouTubeのインタビュー動画によると、結婚はしているようです。娘さんがいるようで、その娘さんにも子供が生まれたようなので、孫もいるようですね。そして、どうやら奥様には頭が上がらないようです。
話す姿を見ると、年齢の割に若々しく見えますし、笑顔が優しく気さくな好印象な男性のイメージです。
座右の銘は“我以外みな師匠なりけり”のようです。すばらしい言葉ですね。
イートアンドの強みとは
1969年に創業した大阪王将は、2020年に(株)イートアンドホールディングスに称号変更します。
イートアンドの主力ブランドである大阪王将は、のれん分けとフランチャイズのメリットを合わせた“のれんチャイズ”により店舗数を拡大し、現在では350店舗以上を展開しています。
“のれんチャイズ”によって、各FC店は研修・運営システムが整えられた環境の中で、創造性に富んだ個性あふれるお店を作ることができているみたいです。
また、文野さんは飲食には流行があるので1つのモデルが長く続くとは限らないと考えているようです。そのため、常に事業のリフォームを心掛けています。
外食事業では餃子で有名な“大阪王将”を始めとして、横濱タンメンの“一品香”や鶏ガラとんこつラーメンの“よってこや”等のラーメン店を展開します。
ラーメンだけではなく、こだわりのパンとコーヒーを提供するベーカリーカフェも展開しています。食品事業にも力を入れており、市販や生協、業務用の冷凍食品や常温食品の販売を行っています。
特に冷凍食品の人気が高いみたいですね。2014年に発売開始した『大阪王将・羽付き餃子』は油も水も不要で手軽に餃子が作れると好評を得ます。
しかし、2018年にはさらにパワーアップし、油と水だけではなくフタも不要になります。焼き加減を目で直接確認できるようになり、さらに好評を得ます。
現在ではイートアンド内の食品事業と外食事業の売上シェアはおよそ半分半分でとなっています。
イートアンドの強みは、外食だけでなく家庭での食事にもしっかりと対応できることだと思います。コロナ過の今では特にメリットになりそうです。
まとめ
ここまで4月8日放送の『カンブリア宮殿』に出演予定の文野直樹さんの経歴やイートアンドの強みについて紹介してきました。
当日の放送では、コロナ過でも独自のメニュー開発や店舗展開戦略で順調に成長を続ける大阪王将の強さの秘密に迫ります。
次回『カンブリア宮殿』「独自路線をひた走る町中華チェーンの全貌」は4月8日(木)夜11時6分から放送されます。