この時期に、水虫になっている人が多いです。特に女性です。原因はストレスです。靴・靴下なども関係があります。また足、手の指の間などの対策はどうしたらいいのかを考えてみます。以前は「水虫」というと、男性が感染すると思っていたのですが、年々女性が増えています。
ヒール、ブーツを履くので、やはり足が蒸れてそのせいで水虫になってしまうのかなぁと考えます。女性はお医者さんに行くのは、恥ずかしいという理由で、自分で治そうとします。今回は、水虫の原因と対策をしっかり調べてみました。参考にしてください。
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水虫とは
カビの一種である白癬菌(はくせんきん)が、皮膚の角質層に寄生することです。皮膚の病気で9割は足、1割は手に感染します。角質の成分であるケラチンを栄養分として繁殖します。原因菌は十数種類で日本では、5~6種類が知られています。
白癬菌とは、人の髪や爪、角質、動物の毛や鱗などに含まれるケラチンというタンパク質を好んで栄養源とするカビのことです。土壌に宿るもの(土壌好性菌)、動物に宿るもの(動物好性菌)、ヒトに宿るもの(ヒト好性菌)があり、ほとんどがヒト好性菌です。
水虫の3つのパターン
趾間(しかん)型
足の指の間にみられ、赤くジュクジュクになって、皮が剥けたり、白くふやけてブヨブヨになる。
小水疱型
痒みが強く、足の裏の土踏まずのところや、ふちに小さな水疱ができる。日が経つと赤く剥けてくる。
角質増殖型
足の裏やかかとがカサカサと乾燥して、角質が厚く硬くなり、ひび割れを伴う。
ストレスが原因?
現代はストレス社会です。足の裏のエクリン腺は、蒸し暑さだけではなく、精神的なストレスでも影響を受けます。緊張したり興奮したりすると「手に汗を握る」と聞いたことがありますね。その時に足の裏も汗をかいています。
日常的なストレスとして、満員電車の通勤・仕事の忙しさ・職場の人間関係・車の運転・病気・お金などいろいろなストレスを受けながら生活をしています。それだけストレス性の発汗が多いです。
発汗をした後が問題です。すぐに拭いたり洗ったりしたらいいのですが、足はできないです。そのままの状態におかれた結果、雑菌が繁殖し、強い臭いを発するのです。それが水虫です。
「水虫かなぁ?」と思ったら、まずは皮膚科を受診することをおすすめします。自分で判断するのはやめましょう。
靴・靴下との関係は?
この時期は女性はロングブーツを履きます。長時間履いていると、どうしても足が蒸れてきます。また、寒いので分厚い靴下も履いていると、さらに水虫を発症しやすくなります。
できれば靴も履き替える、靴下も通気性のよいものにするなどして、こまめに気をつけることです。靴は通気性のない革靴やヒール、ブーツを長時間履かないようにすることです。靴下は絹、綿で5本指ソックス、抗菌効果、放水、吸湿効果のあるソックスで、いつも足をサラサラに保つことです。少し注意することで、かなり改善されます。
足、手の指の間の対策
水虫になるのは、足の指の間が多いです。靴下も気をつけますが、一番はやはり清潔に保つことです。お風呂に入った時は、優しく丁寧に指の間をしっかり洗い流すようにします。お風呂からあがったら、きれいに拭くことが大切です。濡れたままにしないことです。
手は常にいろんなものをさわっているので、刺激があります。足と同じで、お風呂で優しく丁寧に洗ったあと、しっかり拭きます。足、手は寝る前にお手入れをします。皮膚科で貰った薬を、丁寧にすり込んでいきます。皮膚科に受診できなければ、薬局で症状を説明して相談をしてください。自己判断はかえって、症状を悪化させますので、気をつけてください。
症状がよくなったからといって、すぐに薬を塗らないのはやめましょう。まだ中に菌が潜んでいますので、最低1ヶ月毎日塗り続けることです。
まとめ
家族の一人が水虫になると、感染してしまいます。お風呂のバスマット・タオル・スリッパなど頻繁に洗ってよく乾燥させることです。床、畳の掃除もこまめにしましょう。
身体を清潔に保つのはもちろんですが、できるだけ素足になって足をサラサラに乾燥させるのもいいです。
靴、靴下も通気性のよいものにするなどして、気をつけるべきです。特に女性のストッキングはあまりおすすめできませんが、仕事上しかたないですね。そんな時は、靴・靴下にアルコール除菌スプレーをすることで、菌の繁殖を抑えられます。
また、銭湯・温泉・スポーツジムなどに行ってお風呂マット、スリッパなど不特定多数の人が素足で利用している場合は、感染しないように気をつけることです。早く足を優しくきれいに洗うことをおすすめします。
あまり神経質になる必要はないのですが、お互いが気をつけ、楽しく過ごしていきたいです。