これからお盆を迎えます。親の初盆(はつぼん・ういぼん)という方もいます。初盆の香典 親・親戚・友人の相場はいくらなんでしょうか?また香典袋の表書きの書き方など知っていないと恥ずかしい思いをします。
お盆の時期を迎える1ヶ月から2ヶ月前には準備を始めておきましょう。法事や読経をお願いする場合は、早い目にお寺に相談することです。ぎりぎりになってから連絡をすると、スケジュールが合わない場合もあります。
準備もあって慌ただしくなりますので、早い目に調べてみました。初盆を迎える方の参考になれば嬉しいです。
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初盆の香典 親・親戚・友人の相場は?
初盆ってご存知の方もおられますが、故人が亡くなり49日を過ぎた後、初めて迎えるお盆のことです。「新盆(にいぼん・あらぼん)」「盂蘭盆(うらぼん)」と呼ばれることもあります。
このため普通のお盆とは違います。四十九日を迎えた故人の霊を供養する意味合いが強いことから、お盆期間中の法要も故人のために行うものです。そのため香典の金額も変わってきます。
一般的には僧侶や親族、故人と親交の深かった人などを招いて、ほかのお盆よりも丁重に供養をしますが、地域や宗派によって違いがあります。今は家族のみで、執り行う場合が増えています。
親の場合
親の場合、香典の額は1万円から5万円というのが一般的です。すごく幅がありますが、それぞれの家庭の経済的な状況によって変わってきます。やはり一番は3万円が多いようです。
包む側の年代によっても変わります。20代や30代の場合は、40代や50代の方の場合に比べるとやや少なめに包むとされる傾向にあります。相談ができる間柄であれば、事前に相談をされた方がいいと思います。
また、地域や宗派で決まっている場合もあります。その場合は、僧侶の方などに相談することをおすすめします。聞き方として「皆さんは、おいくらぐらいされていますか?」と聞いたら、大体は答えて頂けます。
はっきりと「香典はいくらでしょうか?」と聞くと「お気持ちでいいので、金額はちょっと」と答えて頂けない場合もありますので、気を付けてください。以前この聞き方をして、答えてもらえませんでした。
親戚・友人の場合
親戚・友人となると、一番に考えるのが、付き合いの深さによって変わってきます。今まで大変お世話になった方であれば、1万円から3万円、そうでなければ5千円から1万円になります。
一般的には5千円から1万円が相場になっています。わからない時は、相談できるのであれば聞いて、周囲に合わせるのがいいでしょう。
また、初盆の後に会席を準備される場合もあります。今は少なくなりましたが、その場合は3千円から5千円を追加して香典とします。2人以上の場合は、金額を調整して、香典に追加をするようにしましょう。
香典袋 表書きの書き方
香典袋の水引の色は、弔事に使われる黒白が一般的ですが、黄白の水引の香典袋を選ぶ地域もあります。お住まいの地域で使われる水引の色について確認しておくと安心です。
また、包む金額によって袋の種類を選ぶ場合もあります。1万円までというように少ない金額を包むのなら水引が印刷されているものでもいいですが、多く包むのなら立派な水引のものを選ぶようにするのが作法とされています。
外袋の書き方
基本的に四十九日以降の表書きは「御仏前」です。ちなみに、四十九日より前にお渡しするお香典の表書きは「御霊前」になります。下半分には包んだ方の氏名をフルネームで記すのが作法です。夫婦の場合は、夫の名前のみの場合もありますが、妻の下の名前を書く場合もあります。
墨は、御霊前は薄墨、御仏前は普通の墨でも問題はありません。薄墨は、故人が亡くなった悲しみに服すという意思表示のためです。
内袋(中袋)の書き方
表側の真ん中に漢数字の旧字体を用います。頭に「金」をつけた正式な金額の書き方で、1万円の場合は「金壱萬圓」5千円の場合は「金伍仟圓」となります。また、過不足なく包んだ場合は、「圓」の後に「也(なり)」の字を入れてもいいです。
住所の書き方
住所は裏側の左下部分に書きます。縦書きで書くため、丁目や番地の数字も漢数字で書きます(旧字体を使う必要はありません)
まとめ
やはりこういう作法は知っておかないと、恥ずかしい思いをします。今はわからなっかたら、調べる方法はいろいろありますので、安心です。今考えると、祖父母と一緒に暮らしていると、教わる事が多かったです。
振り返ると、「昔の人は偉かった」と思います。聞いたらすぐに答えてくれます。だから毎年のお盆は、先祖に感謝の意味で供養すると決めています。
初盆は故人を偲ぶいい機会です。ご家族で供養されると、故人も喜ばれていると思います。