1950年代から何度もペットブームが到来しましたが、2020年の今年から、また、ペット人気が高まってプチペットブームが起こっています。コロナ禍で外出が減っているからです。飼うために守ってほしい3つのことや、問題点を確認してから、目当てのワンチャンを見つけに行ってくださいね。
行きたいところに行けない辛さや友達に会えない寂しさもあって、犬でも飼って気持ちを紛らわそうとする人が増えてきたのが一因でしょう。ここでは、コロナ禍でも、どこに行けば欲しい犬が見つかるか、候補をご紹介します。
Contents
散歩のマナーを守る
飼い犬との散歩には注意点があります。
・犬のフンの後始末をする
・散歩の前に排尿排便をさせる習慣をつける
・リードをつけて散歩する
・道いっぱいに広がらない
これが散歩のマナーで、守らないといろいろな問題が起こります。
<散歩のマナー違反の問題点>
・フン尿の放置
フンを放置すると、臭いはもちろん、寄生虫がいることもあって、衛生上、問題が大きいです。地域によっては、高圧洗浄車が出動した例もあります。
尿についても、特にオスが電柱にした場合は、ペットボトルで流すことも必要です。ペットボトルのフタにつけると水が出やすくなるグッズも役に立ちます。
・放し飼い
犬にリードをつけないで散歩するのは、限られた場所だけにします。条例で禁止しているところもあります。
・道をふさいでしまう
リードを長くしたり、2匹以上連れていたりすると道をふさぐことになります。犬が嫌い、怖いという人もいるので配慮が必要です。
散歩の時は
・フンの後始末をするのは飼い主の義務
・放し飼いはできるだけしない(条例に従う)
・道の端を散歩させる
を守りましょう。
最後の時まで責任をもつ
コロナ禍でペットを飼い始めた理由の第一位が「おうち時間を楽しく過ごすため」(63.0%)です。(au損害保険株式会社のアンケートより)
コロナ禍で犬を飼う人が増えていると同時に、犬の世話を途中で投げ出してしまう人も増えているのが実情です。
<途中で投げ出してしまう問題点>
・生きていけない
世話ができない、病気になった、近所から苦情がでたなどの理由で世話を放棄された犬がどうなるか、想像できるはずです。飼い犬は、飼い主が世話をしないと生きていけません。捨てられて、新しい飼い主が見つかる犬はわずかです。
最後のその時まで世話をすることが飼い主の責任です。
<SNSを見て飼うことの問題点>
.SNSで気に入っただけでは飼わない。最近の傾向で、SNSで見た犬を気に入ったから飼うという人もいます。SNSでは、世話が大変、お金がかかる、気軽に旅行にも行けないといったところは伝わってきません。
SNSで一番、伝わらないものは
・臭い(動物独自の体臭もあれば糞尿の臭いもある)
・病気(犬種独特の弱い部分があったりして一生面倒をみなくてはいけない場合もある)
・老化(年をとると歩くのも大変になる)
ペットの世話で最も大変なところですね。
散歩をする時間や、医療費・予防接種、エサ代などにかかるお金など、犬にかかる時間やお金を具体的に調べてから、飼うことを決めてください。
【おすすめ!】犬を見つけるならブリーダーや譲渡会も候補に
ペットショップは便利で、保険について聞ける良さもあります。半面、ペットショップの店舗にワンチャンがくるまでには「せり」があったりして、いろいろな流通経路を経ているため、弱っている場合もあります。
検討してほしいのが、保護活動の一環である譲渡会や、犬の特徴や世話の仕方などをきっちり教えてくれるブリーダーです。
コロナ禍の現在、ペットの保護活動としては
・動物の動画で里親を募る
・ネットを通じて手術費や治療費を募る
・ふるさと納税からの寄付金で殺処分する前の犬を保護する(そういう地域もある)
をしています。
最近では、野外繁殖の犬を減らす試みもなされています。
ブリーダーの場合のメリットは
・子犬の育った環境がみられる
・しつけなど相談できる
・親と一緒の場合も多く、子犬が成犬になった時の姿が想像できる
デメリットとしては
・いろいろなブリーダーがいる
育てることに熱心な人もいれば、そうでもない人もいます。犬にくわしい人を通じて紹介してもらえるならベストです。
ネットを見てというのも増えていますが、さきほどのアンケートでは、ペットと出会ったのは実物をみてから(81.8%)というのが断然、第一位でした。
まとめ
コロナ禍でプチペットブームが起こっている今、ペットにまつわる、いろいろな問題点と守ってほしいこと3つをみてきました。可愛いという気持ちだけで、犬を入手してしまう人が多いように感じます。
犬を飼う時の誓いの言葉として有名な「犬の十戒」のなかの最後の項目に「最後の時には、そばにいて見送ってください」という言葉があります。
飼い主全員が、責任をもって最後の時まで犬を見放さないことを切に願います。