「七夕」ってどんな思い出がありますか?保育園の子どもに向けて簡単にわかりやすく七夕の由来・物語を調べて教えてあげたいと思います。またイラスト・絵本などで見るのも楽しいと考えます。
私自身も七夕の由来は、ハッキリとわかりません。ただ短冊に願い事を書いたら、願いが叶うと聞いていました。また年に1回織姫と彦星が天の川をはさんで会うことができる最高の1日ぐらいしか、わかっていません。
今回は、保育園の子ども向けに、簡単にわかりやすく七夕の由来を物語として、調べてみました。参考になれば嬉しいです。
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七夕の由来は?
七夕の由来には、3つの説があると言われています。この3つが合わさって今の七夕になったというのが最も有力です。
1つ目は 日本古来の行事として「棚機(たなばた)」です。
秋の豊作を祈願したり、人のけがれを祓ったりする行事のことです。7月7日の夜に行われています。乙女が、清らかな川のほとりの建物にこもって、神様のために着物を織っていました。この乙女を「棚機女(たなばたつめ)」、織り機を「棚機(たなばた)」と呼んでいる日本古来の行事です。
2つ目は「織姫と彦星の伝説」です。
織女星(しょくじょせい・こと座のベガ・裁縫を司る星)と牽牛星(けんぎゅうせい・わし座のアルタイル・農業を司る星)この2つの星が、天の川をはさんで、旧暦7月7日(現在の8月12日ごろ)に、最も光が強く見えることから、中国ではこの日を特別視して七夕伝説を生み出しました。
1年でこの日だけは織姫と彦星が巡りあうことができる日とされています。ちなみに、織姫と彦星の物語は下でわかりやすく書いています。
3つ目は 中国古来の行事「乞巧奠(きこうでん)」です。
織姫の伝説にあやかって、裁縫や機織りが上手になるように、庭で針に5色の糸を通して、酒肴や瓜などを祭壇に供えます。裁縫・機織りの上達を祈願した7月7日に行なっていた中国の行事のことです。
子ども向けに簡単に教える物語
昔あるところに、神様の娘「織姫」がおりました。織姫は美しいはたを織っていて、神様はそんな娘が自慢でした。働き続ける様子を不憫に思い、娘に見合う婿を探すことにしました。
婿として選んだのが、ひたすら牛の世話に励む勤勉な若者「彦星」です。二人は結婚をして仲睦まじく暮らしていました。が、これまでとは一転して遊んで暮らすようになりました。
このため天の服は不足して、牛達はやせ細っていきました。神様が働くように言っても、全然働こうとしません。怒った天の神様は、天の川を作って織姫を西に、彦星を東に引き離しました。
二人はお互いの姿を見れなくなり、さらに悲しみにくれます。天の服はボロボロ・牛は病気になってしまいます。困った天の神様は、心を入れかえて働くのなら、年に1回7月7日だけは会わせてやると約束をします。
二人はまじめに働くようになり、毎年7月7日の夜は織姫と彦星はデートをするようになりました。その日が七夕です。
参考にしてください。
イラストや絵本で見ると楽しい
七夕のイラストでかわいいのを集めてみました。楽しんでください。
絵本もあります。
たなばたものがたり。 作: 舟崎 克彦 絵: 二俣 英五郎
たなばたのねがいごと。
作:村中李衣/絵:えがしらみちこ(世界文化社)
まとめ
七夕の由来、わかっていただけましたか?間違った解釈をしていました。織姫と彦星は恋人同士と思っていて、年に1回デートを楽しむと想像していました。夫婦だったんですね。二人仲良く今まで通り、仕事をしていたら、こんな悲しいことにはならなかったのに、残念です。
やはり自分の与えられた仕事は、どんな時もコツコツまじめにやっていくと言うことですね。今年の七夕は、今までよりも違う感覚になりそうです。子どもに七夕の物語を話しするのは、とっても役に立ちます。ぜひ、子どもさんに聞かせてあげてください。