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卒婚か離婚メリット・デメリットは?急増する熟年夫婦の今後のあり方!

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定年後は、夫婦で旅行や趣味を楽しみたいとワクワクしている方がいる一方、定年を機に、自由を満喫したいから離婚したいという方もいます。卒婚か離婚か、メリット・デメリットとこれからの熟年夫婦のあり方を探ってみます。

でも、離婚となると、実行するにはかなりの決断が必要です。経済的に先行きの不安もあります。

「定年後、毎日、配偶者と一緒に生活することに耐えられない」というのが、女性が離婚を考える理由の第1位です。(明治安田生命研究所2018年10月調査)同じ気持ちなら「卒婚」という選択もあります。

「どうしょうかなぁ?」と思っているあなた。一緒に考えていきましょう。

Contents

卒婚の場合

結婚は続けながら「お互いが自分のペースで自由に生活する」ことが卒婚です。さまざまな形や状況があるのが卒婚の特徴になります。

<熟年夫婦が卒婚するメリット・デメリット>

①メリット

老後資金の心配をしなくてもすむ

離婚となると、年金の分割や慰謝料など法律上の取り決めで、長い老後の資金を十分、確保できなくなる不安があります。

卒婚の場合は、無収入、もしくは収入が少ない妻なら、卒婚しても生活費は変わらずもらい続けることができ遺産相続の権利も遺族年金を受ける権利も変わらずあります

・夫婦それぞれが自分のペースで生活でき、かつ子供など夫婦以外への影響が少ない

お互いの自由意志に基づくのが卒婚なので、相手に干渉されることもなく自分のペースで生活できる自由があります。

離婚の場合と違って、成人した子供への影響や自身の親への影響も少ないです。

②デメリット

・ストレスがたまったり、不倫されたりする場合もある

新しい形の生活が始まるので、夫の方は家事を含めた生活全般にストレスがたまるかもしれませんし、妻の方は夫に不倫される場合もあります

トラブルをできるだけ避けるためには、事前にルールを決めて、協議書のような文書として残しておくのもひとつの方法です。

離婚の場合

<熟年夫婦が離婚するメリット・デメリット>

①メリット

・悩みからの解放

配偶者や、配偶者の親族に対する悩みが解放されるメリットは大きいです。

合わない相手との不自由で、辛い生活からすっきりと別れることができる離婚は、精神的、時間的に自由を獲得できる方法でもあります。

・選択や恋愛、仕事など新しい可能性を手に入れることができる

配偶者を優先して選択できなかったことも、どんどん自発的にできる可能性が広がります。

・病気が治ることも

辛い結婚生活を続けることで、鬱病のようになったり、自律神経失調症になったりする人もいます。すっきりと離婚することで、病気自体が治る場合もあります。

②デメリット

・経済的な問題が生じる

専業主婦の場合、夫の定年後、60代から働きだすのも大変ですし、夫から年金を分割してもらっても年金だけでは生活できません

夫の方も、妻の加算分の年金が減る可能性があるうえに、離婚によって年金を分割されて大幅に年金が少なくなります。

・孤独感が強まる

離婚して別居となると、成人した子供でもどちらかの親の方にだけ行きがちです。再婚した場合は、さらにその傾向が強くなります。

配偶者もいない、子供とも疎遠なまま年を重ねていくと、孤独感が強まるでしょう。

・病気をしても頼れる人がいない

熟年カップルだと、どちらかが病気をすると相手が精神的な支えになってくれたり、実際に看病してもらえたり頼ることもできます。

離婚することで、病気になっても身近に頼れる人がいなくなる可能性がでてきます。こうなると、子供に精神的、経済的な負担がかかる場合が多いです。

 

多様化した夫婦関係!熟年夫婦の今後のあり方

あらゆる面で多様化がいわれる今、熟年夫婦のあり方もさまざまで、同居・別居、離婚する・しないなど、選択の幅が広がっています。

「夫婦は同居して当たり前」「夫婦は二人で過ごす」から、1人の自由な時間をもって自分のペースで楽しみたいという人も増えています。

ただ、どんな場合でも、メリットだけではなくデメリットもあって、夫婦二人で老後の生活に向けて十分な話し合いをすることが良いかもしれません。

さらに必要なのは、できれば夫婦二人がそれぞれ自立していること。十分な話し合いと自立、この2点が揃っていないと、トラブルが起こる可能性もあります。

 

 

まとめ

卒婚か離婚か、熟年夫婦の今後のあり方を探ってみました。夫婦の数だけ結婚生活があるのは変わりませんが、今は夫婦の形の選択肢がどんどん増えているのは事実です。

定年離婚よりも、一緒に生活した方が節約できることも多いはずです。同居や別居などが選べる卒婚は、ルールをきっちり決めておかないと続かない面もあります。

大切なのは、どんな選択をしても、夫婦どちらも納得するまで話し合いをすることではないでしょうか。

お互いにとって心地よい夫婦のあり方を見つけるためには、話し合いをするカップルであるかどうかがカギになるはずです。

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