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4/29『カンブリア宮殿』出演・アサヒビール社長・塩澤賢一の経歴とビジョン

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日本を代表する経済人が様々なトークを繰り広げる『カンブリア宮殿』の4月29日放送分には、アサヒビール(株)の塩澤賢一社長が出演します。

今回は“4/29『カンブリア宮殿』出演・アサヒビール社長・塩澤賢一の経歴とビジョン”と題して、この日に出演する塩澤さんの経歴とビジョンである“ビール復権”に向けた取り組みについて紹介したいと思います。

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4/29『カンブリア宮殿』のゲストはアサヒビール・塩澤賢一社長

人口減少や若者のビール離れのためにビール市場が縮小される傾向にある昨今、各ビールメーカーはその対策に力を入れています。4月29日の『カンブリア宮殿』で紹介されるアサヒビール(株)も“ビール復権”に尽力する会社の1つです。

アサヒビール(株)はキリン・サッポロ・サントリーと並ぶ国内大手ビールメーカーの1つです。代名詞とも言われるほどの大ヒット商品“スーパードライ”誕生後は、時に抜かれることはあるもののほぼ毎年ビールの売り上げシェアで1位となる等トップを走り続けています。

2019年に塩澤さんが社長になってからは、メーカー同士の消耗戦になりつつあった販売数競争に区切りをつける等、ビールの新しい価値の創造に力を入れています。

アサヒビール(株)はシェアの拡大よりも消費者の満足度を高めることに重点を置き、“ビール復権”を目指しています。それでは、社長である塩澤さんの経歴について紹介したいと思います。

 

アサヒビール・塩澤賢一社長の経歴

 

塩澤さんは1958年9月19日生まれの現在62歳、東京都大田区出身です。出身大学は慶應義塾大学商学部です。結婚や子供の有無に関しては、詳しくは公開されていないようですが、奥様と長女・長男がいるようです。

学生時代は当時のボウリングブームに影響を受けて、中学生の頃からボウリングにのめり込んでいたようです。大学生の頃は公認会計士を目指していたようですが、部活やアルバイトでボウリングにハマってしまい、会計士の夢は諦めたようです。

大学卒業後の1981年にアサヒビール(株)に入社します。入社後は営業として、京都支店や関東支店、大阪支所等と各地に配属されます。

営業時代には革新的な営業方式を様々に考案したようです。以下はその例になります。

① リーダー1人と若手2人からなる「チーム制」の導入により、情報の共有化と営業の進捗状況の見える化を推進

「支社長賞」を授与する等“ほめる文化”を構築することで、自発的に考え行動する社員を育成

③ 顧客との関係をより深くするために、「説明・提案営業」から「課題解決型営業」への変換

その後は、2008年に営業戦略部長、2011年に執行役員営業戦略部長、2013年に取締役兼執行役員経営企画本部長2014年に常務取締役兼常務執行役員経営企画本部長兼営業統括副本部長、2015年に常務取締役兼常務執行役員営業本部長を歴任します。

2017年にはアサヒグループ食品取締役副社長に就任し、当時の社長である小路明善を大きく支えました。そして2019年にアサヒビール代表取締役社長に就任します。

塩澤社長は、独断的で強引なリーダーではなく、みんなの意見をしっかりとまとめることができる協調性のあるリーダーとして評判のようです。

 

塩澤社長のビジョン“ビール復権”

塩澤さんは社長になってからは、人口減少や若者のビール離れによって市場が縮小しつつあるビールの価値を向上させることに尽力します。そのために一部の商品を除いて販売数の公開を取りやめます。

他メーカーとの販売数争いを終わらせ、販売シェアではなく売上や利益といった金額を重視する方針に変更します。他社との消耗戦を続けるのではなく、消費者の満足度を高めることを目標に掲げます。

2019年には、20~30代の人が家庭での飲酒量は少ないものの外飲み需要は高いことに目を付けます。“仲間との時間をつくるための飲酒”を大切にする若者の心理にフィットする商品を考えます。

その商品『アサヒスーパードライ ザ・クール』は若者がダーツバーやクラブ等で海外のようにビンのまま飲む姿を想定して開発しました。苦みを抑えたすっきりした味わいで、バー等での飲酒を入り口にして家庭での定着を狙いました。

2021年にはコロナ過による宅飲み需要が増加します。家庭での飲酒にうまさや鮮度に加えて感動を付加しようと新商品を開発します。それが缶ビールなのに生ビールを飲んでいるかのような体験ができる『アサヒスーパードライ生ジョッキ缶』です。

生ビール風の泡や、蓋を全開にすることで感じられる香りや一度で口に入る量の多さにより、生ジョッキで飲んでいるかのような感覚を味わえます。

また、アルコールが好きな人だけではなく、普段飲まない人を対象にするためにアルコール度数0.5%の微アルコールビール『アサヒビアリー』を開発します。

消費者の様々なニーズを探し出して対応していくことで、需要が落ちてしまったビールの復権を目指して日々尽力しています。

 

 

まとめ

ここまで4月29日放送の『カンブリア宮殿』に出演予定のアサヒビール(株)の塩澤賢一社長の経歴やビジョンについて紹介してきました。

最近では、スーパーやコンビニでチューハイやハイボール等様々なお酒を販売していて、ビールの存在感が昔ほどではなくなった感があります。その中で、香り豊かな生ビールを缶ビールで手軽に楽しめる魅力的な商品ができたのは嬉しいですね。

当日の放送では、ビール離れする若者に向けた新たな商品やサービスを通して“ビール復権”を目指すアサヒビール(株)の戦略に迫るようです。

どのような商品・サービスが紹介されるのか楽しみですね。

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