もうすぐお盆ですね。毎年のことですが、「精進料理」を作らなければと少し面倒って思っていませんか。私もその一人です。朝・昼・晩と3回作ってお供えします。母が生きていた時は、手作りで料理をしていましたが、今はどうでしょう？
そもそもお盆って何？ どうして精進料理なの？と疑問が湧いてきています。今回はそのことを調べてみたいと思っています。
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そもそもお盆って何？
お盆は、すでに亡くなった方の霊を1年に1回、浄土から地上に戻ってくる期間のことです。四十九日が明けた故人の霊だけでなく、亡くなってから時が経ったご先祖様も一度地上（自宅）へ戻ってくると考えています。ご先祖様や故人の霊をお迎えして、冥福を祈り、供養することです。
先祖の霊があの世（浄土）から帰ってきて、自宅（地上）で家族と共にひとときを過ごし、再びあの世に帰っていく、という日本古来の行事のことで、先祖や故人を大切に供養したいという感謝の気持ちで、温かく迎え入れることが一番大切です。
四十九日の忌明け後、初めて迎えるお盆を「初盆」または新盆（にいぼん）」と言われています。初盆は亡くなられた方にとってはこの世へ戻る初めての機会です。
初盆のお布施は地域や宗派によって、30,000円～50,000円前後が相場になりますが それぞれ金額は変わります。直接手渡しせず、小さなお盆（切手盆）などにお布施を乗せて渡します。お盆がない場合は袱紗（ふくさ）の上に乗せるようにしましょう。通常のお盆の場合のお布施は、5000円からで10000円～20000円が相場になっています。
また、迎え火、送り火などをされるところもありますが、私のところでは お迎え団子
送り団子をお供えしていた様に思います。白玉粉で団子を作っていました。やはり地域や宗派によってかなり変わりますね。
お盆の時期もまちまちですね。私のところでは 8月13日から15日まででした。15日にお供物すべてお寺に納めるようになっています。そのお寺で 「ロウソク供養」をしてもらっています。
お供物の処分の仕方について、ある方は「いつものゴミと一緒に出しているわ」と言われビックリ。 「えぇ、それはないでしょ」と思うのは 私一人でしょうか？
精進料理って何？
精進料理は、肉や魚、卵といった動物性食品を使わない料理で、中心になるのは野菜や穀類、海藻類などです。和食でいう煮炊き物になりますね。今思いだすと高野豆腐・油揚げ・がんもどき・ナスビ・椎茸などを甘辛く炊いていました。
メニューの内容としては、高野豆腐・かぼちゃ・人参・ふき・たけのこなどを、入れて甘辛く炊いている感じです。その他にも、胡麻豆腐・きぬこし・ソーメンなどがあります。
また、メニューの中には、豆などもあり、必ずあったのは、吸い物・漬物です。少しずつを作るので 何か「ままごと」をしている感じがありました。
母が亡くなってからは、毎年 私がしていますが、ほんと簡単にしています。毎回ご飯は炊きますが、煮炊き物などは、スーパーでパックに入ったのを買ったり、きんぴらごぼう・白和え・ほうれん草のお浸しなども、できあいのものを買っています。
さらにお吸い物など即席のものを使っています。今は、変わったところで、トースト・野菜サラダ・果物のセットの組み合わせを取り入れています。朝・昼・夜は、ダブらないように工夫しています。
13日はまずは、お迎え団子（今はスーパーで購入）をお供えしてから朝食の用意です。パックに入ったご飯をレンジでチン。次に野菜の煮炊き物・豆腐・ひじき・お吸い物ですので、あっという間にできてしまいます。昼食はトーストのセット・夕食は朝のおかずとダブらないように気を付けています。
14日も13日とほぼ同じになります。15日は朝からばら寿司（ちらし寿司）を買ってきます。13時頃までお供えをして、それから全てお寺に持って行って納めてくるのが、定番になっています。
まとめ
今は、面倒くさいといって、お盆の準備を全然しないと言われている方もおりますが
年に1回のことですので、お供えはして欲しいです。スーパーでお盆用のおかずセットもありますので。これなら手軽でいいと思います。
要するに 自分のご先祖様がゆっくりと供養することにつきます。今の自分があるのはご先祖様がいらっしゃたから存在するのです。お一人でも欠けていたら今の自分はありません。ほんとご先祖様に感謝です。
肉体は亡くなっていますが、魂は永遠です。今年のお盆はそんな気持ちでご先祖様をお迎えしませんか？ きっといいことが起こりますよ。