やっと外出規制が解除されました。先日知り合いから「6月10日からスーパーで、レジ係のパートに行くので、履歴書の書き方どうやって書いたらいい?」と相談されました。志望動機や職歴や学歴、資格までしっかりと書くのですね。
かなり前に書いた覚えがありますが、履歴書で判断される会社も多いと聞きましたので、採用されるポイントを抑えた「履歴書の書き方」を調べてみました。彼女の様に、ご主人の給料が下がったので、パートに出る人も最近は増えています。
今回は、これからアルバイト・パートで働く人の履歴書の書き方について参考になれば嬉しいです。
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履歴書とは?
履歴書とは、職歴や学歴や資格を証明する書類です。提出することで、会社の方で採用する判断基準になります。嘘偽りは後でトラブルの原因になりますので、絶対にしないことです。
基本的に履歴書の用紙で、手書きで丁寧に書くことです。字の上手い下手は関係ありません。でも今は会社によって、「パソコンで作成をしてください」という場合もあります。パソコンのスキルをみるためです。その時の状況によって対応してください。彼女の場合は、レジ係ですので手書きです。
以前、採用に関わっていたことがあり、そこでビックリすることがありました。
- 字を崩していて、読めない。
- 履歴書の用紙が汚れている。
- 折ジワが、いっぱいあり見た目が汚い。
- 間違っている箇所を修正ペンで消している。
普通で考えたらわかると思うのですが、書類選考で省かれ、面接まではいきませんでした。見た時にきれいにまとまっているのは、最低条件です。
志望動機とは?
職種によって変わると思いますが、今はアルバイト・パートさんにもしっかりとした志望動機が必要になっています。「どうしてこの会社を選んだの?」と自問自答して、自分の言葉で書くようにしましょう。
例えば、一般的によく使っているのは、貴社の将来性・社風がよい・事業内容に興味があった・待遇が良いなどはありきたりな表現です。どこにでも当てはまることなので、独自性はありません。
まず「なぜ、働くのか?」を考えると理由はいろいろあると思います。
- 住宅ローンの返済。
- 親の介護に充てる。
- 生活費に充てる。
それを正直に書き込むことです。彼女の場合は生活費に充てるになります。次に「どうしてこのスーパーにしたの?」と聞くと、「いつもこのスーパーで買い物をしていて、スタッフさんの対応が親切で優しいし、感じが良かった。応募していると知って、家からも近くだし、便利だから」と話してくれました。
これを志望動機に決定しました。なにも難しいことを書くのではなく、自分の気持を素直に表現したらいいのではと考えます。それと自己PRも忘れずに。彼女の場合は、人と接するのが好きで、親切で優しいことです。
職歴や学歴や資格の書き方のポイントとは?
まずはじめに、チェックされるのは、職歴です。頻繁に転職を繰り返していると、長続きしないと思われます。彼女の場合は、料理専門学校を卒業して、会社務めを5年間した後、結婚のために辞めました。
その後は専業主婦で、子供ができ楽しい家庭生活を送っていました。40代の後半に子供も手が離れたので、レストランでパートで働きに行っていました。もともと料理が好きなので、厨房で料理を作ったり、忙しい時はホールに出て、接客業もしていました。
サービス業が好きで、お客さんと接するのが上手です。辞めた理由は、腰を痛めたようです。今は完全に治っていると言っていました。今回のスーパーのレジ係も合っていると思います。
だから職歴としては2回ですので、問題はないと思います。これが、7~8回ぐらいだと、自己退職でもちょっと心配ですが~ 多分辞めた理由も聞かれますが、正当な理由だと問題はないのですが、問題は「懲戒解雇」となると難しいです。
懲戒解雇となると、何か特別な理由だと思われ、転職するのは難しいです。辞める時は円満退職されることをおすすめします。
学歴は、小学校・中学校・高等学校・専門学校や大学を詳しく書くように以前はなっていましたが、今は高等学校から書いても問題はありません。例えば、〇年〇月 〇〇高等学校 入学、〇年〇月 〇〇高等学校 卒業と、入学・卒業の年月とともに記入します。
学校名は略さずに正式名称で記入する必要があるため、「高校」ではなく「高等学校」と書き、学部名や学科名についても正式名称を記載します。
資格は、その仕事に関係のあるものから、〇年〇月 〇〇資格取得と書くようにします。資格の名称は、正式名称で記載し、「英検」「簿記」など普段使っている略語は使いません。資格がなければ「特になし」と書いておきましょう。
反対にたくさんある場合は、その仕事に関係のある優先順位を付けて書いていきます。趣味・特技に入る場合は、その欄に書くようにします。
まとめ
体が元気なうちは、働いている人が多いです。生活のために働いている人もいれば、自分の健康のために働いている人もいます。ただアルバイト・パートだからといって、休みが多い・無断欠勤をする・遅刻、早退が多いなど、自分勝手な勤務状況では迷惑になります。
雇用契約を結んでいますので、やはり守るべきです。雇用契約には、時間給・勤務時間・公休日・雇用保険・社会保険・賞与・退職についてなど細かく書いてありますので、しっかりとチェックしておいてください。
頼りにされるパートになりたいですね。そうでないと一番に辞めさせられる結果になります。(雇用契約書参考にしてください)
あるテレビ番組で、パートで働くデザイナーさんですが、優秀で発想力が素晴しく、次々に新しいアイデアをだして、ヒットさせている人のドキュメンタリー番組がありました。お子さんがまだ小さいので、正社員では難しいですが、なんとそのグループのリーダーです。
見ていて「とっても頼もしい存在だわ。責任感のあるパートさんが、増えたら世間の見方がかわってくるわ」と実感しました。どうしてもパートさんというと、あまり責任感のない自分勝手な人が多いと思われています。
そうではないのです。あのデザイナーさんの様に、優秀な人もいます。これからますます優秀なパートさんが、活躍されることを、願っております。