店先やお家の玄関先に置いてあるのが「盛り塩」です。建物の和風、洋風を問わず、独特の雰囲気を醸し出しています。開運グッズでもある盛り塩の正しい盛り方・作り方を知って、100均グッズで簡単に作って開運をアップしましょう。
中国の故事と、日本のお清めの塩の風習が合わさってできたものといわれています。
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盛り塩の失敗しない作り方
盛り塩をお家に置いて、邪気を払って厄除けをするというのも開運のひとつの方法です。お皿にお塩を型で固めて盛るだけですが、失敗例もあるので、失敗しない作り方を覚えましょう。
【塩の種類】
盛る塩は混ざりけがないものであることが原則です。調理に使う精製塩は、成分が調整されているので盛り塩には向きません。
また、よくいわれるのが、ネットで販売しているお塩。「お清めの塩」といっても、スーパーで直接、手に取って買う塩と違って、流通過程にさまざまな人の気が入り込んでいるので、使うのは良くないとされています。
天然塩や岩塩、成分無調整のお塩を使いましょう。ピンク色の岩塩でも構いません。ちなみに、ピンク色の岩塩は恋愛・結婚・子宝の開運アップにつながるといわれています。
【盛るお皿の色・形】
お皿は陶製のものにします。間違ってもプラスティックのお皿などは使わないこと。邪気を吸ってもらうのですから、神様へのお供えもののように失礼にあたらない陶製のお皿で、柄はなく小さめのもの(直径5cmぐらい)を使います。
通常は白いお塩に合わせて白いお皿を使いますが、開運アップにお皿の色と方角が決められているので利用してもいいですね。
・金運には西方向に黄色
・仕事運には東方向に赤
・恋愛・結婚運にはピンク
お正月用の盛り塩として、白いお塩に対して赤いお皿を使うと最適ですね。
【作り方】
型としては円錐形が多く、三角や八角などの型もあります。円錐形なのは、神様が降臨しやすい形だからといわれています。風水では、末広がりの八角形がいい運気を運んでくるとされています。
小皿に盛るので、お塩は少なめにして量は大さじ1杯程度です。なぜ、山のように盛るのかは諸説あるようですが、神様にお供えするものは山の形に盛るのが風習だからとされています。
100均グッズを利用して簡単に盛り塩を作る方法
盛り塩を作るのが初めてなら、100均グッズを利用して簡単に作ることをおすすめします。セリアで「盛り塩グッズ」として販売されています。
型は、気に入った1種類を購入するだけで十分です。型に合わせるお皿の枚数は、家で置きたい場所の数を購入します。
玄関やお風呂、キッチンなどに置くと、良い気を流すために盛り塩のまわりをいつもきれいにしようと思うようになるので、家全体が気持ちよくクリーンな空間になります。
崩れたら作り直すことが必要なので、その意味でも、100均の型をひとつ購入しておけば、作り直すのも簡単にできます。
紙にお皿の直径に合わせた円を描いて切り取って、一カ所、半径に切れ目を入れて丸くすると、円錐形の型ができます。これを利用しても型として使えます。
盛り塩について投稿しています。
お坊さんによる盛り塩のさらなる開運アップの方法
ここまでくると、すぐにでも盛り塩をやってみたくなりますね。盛り塩の威力がさらにアップする方法を、お坊さんが教えてくれています。
参考にしてください。
・盛る塩は焼き塩にする
盛り塩の役割は空気中の湿気を吸ってくれることで、その湿気が悪いものを運んでくるそうです。粗塩のもつ湿気をとって、十分に悪い湿気を吸い取ってくれるように、フライパンできつね色になるぐらいまで焼くといいそうです。
・塗香(ずこう)を使う
香木や漢方薬を細かいパウダー状にして混ぜたものが塗香です。体に塗ると、体温で温まって良い香りがするそうです。お香専門店で販売されていて、ネットでも購入できます。
この塗香をお塩に混ぜると吸湿力がアップするそうです。塗香を購入して匂いを体感してみたいですね。
まとめ
盛り塩について失敗しない作り方や、100均グッズで簡単に作る方法、威力アップのやり方をご紹介しました。
盛り塩には、人の気持ちを変えて運気もアップするパワーがあることもわかりました。玄関やキッチン、鬼門など気の流れをよくしたいと思うところに盛り塩を置くことで、盛り塩のまわりをきれいにしようと思うようになります。
そこから他の場所にも目が移り、自然に家のなかも清浄な空気に包まれるようになるのですね。
「盛り塩を侮るなかれ」です。
日本では、奈良時代にすでに玄関先に塩を置いていたそうです。お正月の開運グッズとしても期待できそうですね。